フジテレビの月9ドラマ『風間公親 ―教場0─』がスタートした。今作は過去2回のスペシャルドラマと違い、木村拓哉(50)演じる風間が警察学校の教官に赴任する前、新人刑事の指導官時代を描く。劇中では冷酷無比な風間に対し周囲はピリピリムードが漂うが、撮影現場ではほっこりする光景が見られていた。
今作の風間は県警本部捜査一課の刑事指導官として、キャリアの浅い新人刑事とバディを組み、事件捜査を通じて刑事として必要なスキルを学ばせる。風間のあまりに厳しい指導は、刑事仲間の間で「風間道場」と揶揄されるほど。
そんな風間とバディを組んで鬼の指導を受ける新人刑事役は新垣結衣(34)。初共演の木村に対し、「最初はとにかく緊張していました」「圧倒されていた」とインタビューで答えていた。
緊張感のある2人の距離を縮めたのは、ひとつの「食べ物」だったという。撮影スタッフが語る。
「スタジオに木村さんが購入した高さ160センチくらいの白い冷蔵庫が置かれているんです。そのなかに木村さんが差し入れてくれた大量の納豆が入っていて。コロナでも免疫力を上げるとか、粘り強く撮影に臨もうっていう思いがあったみたいで、これに新垣さんが感激していました。夫の星野源さん共々、納豆が大好物だったんです。
冷蔵庫のなかには木村さんが大好物だという鎌倉路納豆とかいろんな種類が入っていて、新垣さんも毎回違う納豆を食べていた。それで美味しい商品を見つけたら、パッケージを写真で撮って星野さんにも教えてあげていました。現場はいつも納豆トークで和気藹々としていましたね」
鬼指導官の配慮は、部下の夫婦円満まで支えていたようだ。さらに、星野自身も木村と距離が近いと話すのは音楽関係者。
「『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)にゲストで呼ばれた際はヒット曲『SUN』を一緒に歌ったり、メンバーと楽しそうにトークを繰り広げたりしていた。長年SMAPのファンだったみたいですね。新垣さんにとっては、夫の存在もまた木村さんとの距離を縮める材料になったのではないでしょうか」
※週刊ポスト2023年4月28日号