芸能

松坂慶子『らんまん』現場で見せた圧巻 「子役を叱るのは慣れてない」の弱音から“鬼の形相”

松坂慶子

松坂慶子の「弱音」と現場で見せた圧巻

 妖艶な美女から、かわいらしいおばあちゃんまで数々の名作に出演してきた松坂慶子(70才)。そんな芸歴半世紀を超える大女優にもちょっぴり苦手なことがあるようで……。朝ドラ撮影現場の裏話をお届けする。

「松坂さんはあれだけの大女優なのに、普段はおっとりとして物腰が柔らかいんです。現場に小袋を持参して、撮影の合間にそこからお菓子を取り出してこっそり食べる姿が目撃されていて、スタッフからは『大御所なのにかわいらしい』と評判です」(NHK関係者)

 この4月から始まったNHK連続テレビ小説『らんまん』。高知県を舞台に、変わり者で知られた植物学者・牧野富太郎をモデルにした主人公・槙野万太郎(神木隆之介・29才)の波瀾万丈の人生を描く。

 作中、万太郎の祖母で、老舗の造り酒屋の女主人・槙野タキを演じるのが松坂慶子だ。安藤サクラ主演で2018年10月から放送された『まんぷく』以来、4年半ぶりの朝ドラ出演となる。

「タキは孫の万太郎を造り酒屋の跡取りにするため厳しく育てる役柄ですが、撮影時に万太郎の幼少時代を演じる小林優仁くんがNGを出すと、松坂さんは『いいのよ。もう一度、ゆっくりやれば大丈夫だから。合わせましょうね』とすごく優しく接しています。それなのにいざ本番になると、『おまんは、それでも峰屋の当主かね!』と迫力たっぷりに演じるのだから、さすが大物女優ですよ」(前出・NHK関係者)

 4月7日に放送された第5話では、広末涼子(42才)が演じる万太郎の母・ヒサが危篤になった際、子供たちが家にいないことを知ったタキは混乱し鬼の形相を浮かべて「見つけえ~! この上、子供らまで! 許さんき! 絶対許さん!」と土佐弁で声を荒らげた場面が、“魂の叫び”としてネットで称賛された。迫真の演技に一役買っているのが広末だという。

「広末さんは高知出身ですからね。本番前には広末さんがほかの出演者に土佐弁のイントネーションを教えたりして、現場は和気あいあいとした雰囲気です」(前出・NHK関係者)

 広末にとっても、ベテラン女優と過ごす時間は貴重な経験となっている。『日経ヘルス2023年春号』のインタビューで、広末は松坂との共演をこう語った。

《姑役の松坂慶子さんとのやり取りが多いのですが、持っていたノートを拝見したら、びっしり方言の発音が書き込まれていて。あれだけ経験を重ねた方でも、新しい現場で新しいものを作るために努力している。私も頑張ってついて行かなきゃ、と気が引き締まりました》

 絶大な存在感の裏には、たゆまぬ努力があるようだ。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン