国内

【宮内庁・御料牧場の実態】ビール片手にトラクター、牧場内でゴルフ…職員の問題行動続々 地元からは「なくなってもいい」

幼い頃から、愛子さまの動物をいつくしむ気持ちは御料牧場ではぐくまれてきた(写真は2002年。JMPA)

幼い頃から、愛子さまの動物をいつくしむ気持ちは御料牧場ではぐくまれてきた(写真は2002年。JMPA)

 3年7か月ぶりの天皇ご一家の静養の地として選ばれた「御料牧場」。4月5日から5泊6日の日程で滞在されたご一家は、自転車で敷地内を散策されたり、野菜を収穫されたり、牛の出産に立ち会われたりした。しかし、皇族方の日常の食事をはじめ、海外賓客の歓待にも供される食材を生産する御料牧場で、「皇室の牧場」という誉れにあぐらをかいた「蛮行」がまん延しているという。愛子さまが幼少より親しまれる牧場の信じがたい実態を告発する。【前後編の後編。前編から読む

 * * *

 今回の静養中、ご一家は職員と一緒にたけのこ掘りを体験された。

「牧場の南東に、見事な竹林が広がっているのです。この時期には大変な数のたけのこが頭をのぞかせますが、それを狙って“たけのこ泥棒”が出たことがあったんです」(宮内庁関係者)

 御料牧場の周囲は、高い塀や柵などに囲われているわけではない。御料牧場の敷地とは知らずに一般人が入ってきてしまうこともあった。

「そのため、本来は施設を警備する皇宮警察の人間が“たけのこ警備”に駆り出されていたこともあったそうです。犯人が外部の人だったのか、職員だったのかは藪の中ですけどね。また別のときには、牧場の西側で“やまいも警備”をしていたこともあったそうです」(前出・宮内庁関係者)

 職員の奔放な勤務態度は当直時にも見られていた。

「動物たちは生き物ですし、ひどい天候不順で作物に被害が出ないよう、職員は交代で土日の出勤や宿直勤務を行っています。ただ、事務所でずっとテレビを見ているならまだマシな方で、中には食事のために一旦帰宅して、牧場を留守にするような職員もいました。生き物の命を預かるから24時間体制になっているのに、不在にしては意味がありません」(前出・宮内庁関係者)

 なぜ、ここまで荒むのか。そこには御料牧場独特の事情があるという。御料牧場は、皇族がたびたび足を運ぶ場でありながら、普段は皇族が不在の地だ。今回のように皇族が滞在するときだけ警備体制が強化される。同じような立ち位置の施設に、国内3か所の御用邸があるが、はるか以前から皇宮警察が警備警戒のために常駐していた御用邸に対し、御料牧場に常駐するようになったのは2009年のことだ。

「当時、まだ幼かった愛子さまや佳子さま、悠仁さまが動物に興味を持たれ、御料牧場を訪れる機会が増えたことを契機に、常駐していないことが国会で問題視されました」(前出・皇室記者)

 だが、警備の目を置くことに対し、御料牧場の職員から反対の声が上がったという。

「牧場の職員と、皇宮警察は別組織です。職員たちは、自分たちで規律正しく運営していると主張しましたが、早い話、自分たちの後ろめたい行いを監視されたくないという思いもあったのでしょう。

 牧場の西側には、牛舎や豚舎、養鶏場などがあります。そのエリアは検疫を理由に職員以外、つまり皇宮警察などは立ち入りを制限されています。検疫と言えば聞こえはいいのですが、要は何か知られたくないことをやっているのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン