生まれ持った品というものは、プライベートな私服姿からも溢れ出るもののようだ。4月上旬のある夜。東京・渋谷の仕事場から出てきた生田絵梨花(26才)は、薄いベージュピンクとブラックのオシャレなワンピースの私服姿だった。周囲にはスタッフらもいたが、彼女だけが、ひと際華やかなオーラを放っていた。
あるベテランスタイリストは「巻き髪も整っていて、清楚にして華やか。着ている服がハイブランドかどうかは関係なく、そのたたずまいが上流階級を思わせますね。生田さんはピンと背筋を伸ばして歩かれていますしスタイルもよく、全身から品の良さを感じさせますね」と脱帽する。
父親は超一流企業のエリート社員で、生田の生まれはドイツのデュッセルドルフ。3才から始めたピアノでは全国大会出場経験もある腕前で、ほかにもクラシックバレエ、英語、数学、水泳、書道など多くの習い事を経験して、都内の某私立音楽大学付属高校から同音楽大学へと歩んだ生粋のお嬢様だ。
それでいて、幼少時からミュージカル女優に憧れていたことから、芸能界入りのステップとして乃木坂46に初期メンバーとして加入。グループきっての“才色兼備の優等生”としてトップの人気を誇った。ある芸能関係者は「アイドル時代から、ミュージカルの超名作『ロミオ&ジュリエット』、『レ・ミゼラブル』、『モーツァルト!』などに出演して、演劇界の勲章『菊田一夫演劇賞・演劇賞』を受賞。アイドル界屈指の実力派女優でした」と振り返る。さらに、大胆なセミヌードも披露した2019年発売の2nd写真集『インターミッション』は、同年のオリコン年間BOOKランキングで売上29.1万部を記録。乃木坂46での同僚の白石麻衣(30才)を上回り、女性ソロ写真集歴代1位(当時)の大ヒットを飛ばした。