まさに、絵にかいたような幸せな光景だった。
さわやかに晴れ渡り初夏を思わせる好天に恵まれた4月16日、満開の八重桜のもと、学習院大学(東京都豊島区)で第34回オール学習院の集いが4年ぶりに開催された。学生、生徒、児童や園児はもとより、父母や教職員のみならず、近隣の住民も参加して親睦や交流を深める一大イベントだ。学習院OB管弦楽団や各サークルが参加する合同演奏会や、福島県いわき市の環境水族館「アクアマリンふくしま」の移動水族館、お菓子やウィンナーなどの屋台も複数出店していて、多くの人でにぎわった。
このイベントは、天皇家の長女・愛子さまも楽しみにされていて、幼稚園から学習院女子高等科3年生まで毎年足を運ばれていた。4月12日から大学への通学を始められた愛子さまだが、今年はいらっしゃらなかったという。
「愛子さまは入学時からずっと、コロナの感染対策のため、大事を取って、リモートで講義を受けられていました。オール学習院の集いは、多くの人でにぎわうので密を避けられたのかもしれませんね」(学習院関係者)
両陛下も皇太子同妃時代、毎年のように足を運ばれていて、陛下が学習院OB管弦楽団の団員としてビオラを演奏されたり、雅子さまに公益財団法人アイメイト協会(盲導犬の団体)の販売グッズのスカーフをプレゼントされたりするなど、ご家族の3ショットが見られることもあった。
そんなオール学習院の集いに今年、元皇族で、学習院のOGである守谷絢子さんが姿を見せた。絢子さんは、2018年10月に、日本郵船に勤務する夫の慧(けい)さんと結婚し、皇籍離脱。その後、2人の子に恵まれた。長男は3歳、次男は7か月である。
「絢子さんは、ネイビーのシュシュで髪をまとめ、水色と白のストライプのシャツと黒いジャンバースカートを着ていました。ほんわかした雰囲気をまとっていて、幸せそうでしたよ。長男は、輪投げやプラバンなどのゲームで順番をきちんと守っていて、おりこうさんという印象でした。次男は絢子さんに抱っこされて、ぐっすり眠っていました。夫の慧さんは紺色のスーツ姿で、みなさんに丁寧に挨拶をしていましたよ」(前出・学習院関係者)