風薫る季節、4年ぶりに安心して遠出できるゴールデンウィークには、少し遅れて春がやってくる北を目指すのはどうだろうか。奥州藤原氏の本拠地だったことで歴史ファンにも人気が高い平泉町と一関市の美食と絶景を、岩手めんこいテレビ『mitライブニュース』天気コーナー担当の高橋礼子アナが紹介する。
「平泉には世界遺産に登録されている中尊寺や毛越寺などがあり、見所満載です。
私は平泉や一関と同じ県南エリアの西和賀町の出身ですが、子供の頃、中尊寺金色堂に初めて入った時に黄金色で覆われた光景に圧倒されたのを憶えています。入社後は取材でもよく行き、境内で特に大好きな場所は『中尊寺ハス』が浮かぶ池。岩手らしい自然を感じさせ、心が休まる場所です。
平泉・一関は餅文化が古くから受け継がれており、甘い系から惣菜系まで百花繚乱。ぜひ食べ比べてくださいね」
●関山 中尊寺
天台宗の東北大本山。国宝の金色堂は天治元(1124)年、奥州藤原氏・初代清衡によって上棟。藤原四代が須弥壇に安置されている。
住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
営業時間:8時半~17時(11月4日~2月末日は16時半)。※拝観券(800円)で金色堂、讃衡蔵、経蔵、旧覆堂を拝観できる。
●夢乃風
地場産食材を使った餅料理や郷土料理を楽しめる。写真は餅膳、わんこそばをセットで味わえる「夢御膳」(1430円)。
住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立11-2
営業時間:10時~18時無(冬期不定休)