およそ60年の歳月を経て、工事や実験走行が進められてきたリニア新幹線。予定されていた2027年の開業は難しい状況だが、世界最速の乗り物の開通で、私達の生活は一変する。岐阜県中津川市に設置予定の「岐阜県駅(仮称)」までは品川駅から60分、名古屋駅からは15分。現在は品川駅から3時間、名古屋駅から1時間半かかるので、移動時間は激減する。
そこで、「岐阜県駅(仮称)」周辺のおすすめ観光スポットを紹介しよう。
●岐阜県駅(仮称)
岐阜県中津川市の JR 中央本線美乃坂本駅に近接して設置予定。品川駅からは60分、名古屋駅からはなんと15分。現在は品川からは電車で3時間、名古屋からは1時間半かかるため、移動時間は半分以下に。高山市までは車で2時間ほど。
【中津川エリア】
岐阜県南東部に位置する、島崎藤村生誕の地。恵那山をはじめとする山々に囲まれ、豊かな大自然に身を置ける。
●末木(木曽銘菓 澤田屋) 「名物“栗きんとん”発祥の地」
栗を使った和菓子を取り揃える「末木」では、木曽菓子の老舗「澤田屋」の栗きんとんを年間通して販売している。国産の栗を100%使い、甘みを抑えた素朴な味わいは旅のお土産にもぴったり。
住所:岐阜県中津川市馬籠4252
●馬籠宿 「ノスタルジーあふれるのどかな宿場町」
全国的にも珍しい坂道の宿場町で、なだらかな石畳は隣の「妻籠宿」と約8kmの道程で繋がっている。景色や家並みを眺めながら、五平餅やカフェなどグルメも満喫できて、ハイキングコースにも最適。
住所:岐阜県中津川市馬籠周辺
●御宿 白木屋 「秘伝のタレが香ばしい絶品五平餅」
中津川の五平餅は「丸五平」と呼ばれ、すりこぎでつぶしたご飯を団子状に丸めて串焼きにする。小判型やみそダレなどお店によって味わいが異なるので食べ比べもおもしろい。
住所:岐阜県中津川市馬籠4568-3
●馬籠ふるさと広場 「心地よい風を感じながら高原を一望」
馬籠宿があった長野県旧山口村と中津川市との合併を記念して造られた、馬籠宿で一番高い場所に位置する展望台。晴れていれば恵那山が一望できる。
住所:岐阜県中津川市馬籠5447
●大黒屋茶房 「島崎藤村の作品にも登場『栗おこわ』」
島崎藤村の『夜明け前』にも登場した栗おこわは、調味料をほとんど使っておらず栗の旨みを五感で味わえる。絶妙なやわらかさに蒸し上げ、少し甘めの味つけに仕上げるのが人気の理由。
住所:岐阜県中津川市馬籠4255
【高山エリア】
高山駅周辺で開催されている朝市のひとつ。「高山へ行くとよく立ち寄っています」(清水さん・以下同)。宮川沿いでせせらぎを聞きながら、朝の散歩を兼ねてぶらりと訪ねてみて。
●飛騨高山宮川朝市 「さるぼぼから名産・赤かぶの漬物まで」
高山駅周辺で開催されている朝市のひとつ。宮川沿いでせせらぎを聞きながら、朝の散歩を兼ねてぶらりと訪ねてみて。
住所:岐阜県高山市下三之町周辺
●高山陣屋前朝市 「地元農家の自家製食材をゲット!」
農家のみ出店ができる陣屋前朝市では、収穫野菜で作った漬物や、米から手作りした餅、みそなどが並ぶ。地元の人と会話しながら朝市の雰囲気を楽しもう。
住所:岐阜県高山市八軒町1-5
●まさごそば 「高山ラーメンの元祖」
昭和13年に初代・坂口時宗さんが屋台からスタート。しょうゆ味のスープに豚バラのチャーシューとねぎ、メンマがのったシンプルな味わいを創業当時から守り続けている。
住所:岐阜県高山市有楽町31-3
●本陣平野屋 花兆庵 すし兆 「蒸すことで旨みが凝縮」
じっくり煮込んだかんぴょうやしいたけ、さっぱりとした酢れんこん、くずしえびなどの手間暇かけた具材を散りばめたちらし寿司を、熱々に蒸しあげた飛騨伝統の逸品。
住所:岐阜県高山市本町1-34 本陣平野屋花兆庵1F
●高山陣屋 「日本で唯一現存する江戸時代のお役所」
明治維新以後、昭和44年まで県庁など役所としても使われた高山陣屋。移築した高山城の米蔵や当時の裁判所である御白洲など、見学スポットが多数ある。施設内でのガイドは相談の上で実施も。
住所:岐阜県高山市八軒町1-5
●Guest house & Cafe SOY 「築150年の古民家を改修したゲストハウス」
内装デザインはご主人が、料理上手な奥様が庭で採れるハーブを使ってカフェメニューや朝食を作るという家族経営のゲストハウス。リピーターも多い。
住所:岐阜県高山市上切町365
※女性セブン2023年5月4日号