大谷翔平(28)の活躍はさまざまな人たちによって支えられているが、もちろんエンゼルス球団にも大谷をサポートする女性がいる。その1人が広報担当のグレース・マクナミーさんだ。メジャーリーグ評論家の福島良一氏が語る。
「1995年に日本人メジャーリーガーの“パイオニア”である野茂英雄氏がドジャースで活躍した際、通訳を務めた日系2世です。当時はグレース・森野という名前でしたが、聞き覚えがある人も少なくないと思います。野茂氏の退団後に転職しましたが、大谷のエンゼルス入団を知り、球団に自らアプローチして広報職員になりました」
マクナミーさんは水原一平通訳と並んで、大谷の近くにいる機会が多い人物だという。メジャー担当記者が語る。
「日本メディアの調整役として常に大谷選手の近くにいます。企業広報が対象のオンライン講演で、彼女は大谷選手のファン層について、『若く、SNSなども活発。たとえるなら、アスリートよりもポップスターかアイドルに似た人気』と語っていました」
日本球界の大物OBの親族も球団側から大谷を支えていた。スポーツ紙デスクが語る。
「ノムさん(野村克也氏)の義理の孫娘にあたる野村沙亜也さんは、昨年までエンゼルスの球団職員をしており、本拠地での観客案内に従事していた。彼女は沙知代夫人の連れ子のケニー野村氏の娘で、大谷との直接的な交流はないものの、日本人メジャーリーガーの活躍を喜んでいたそうです」
現在、沙亜也さんは球団をやめてスポーツ関連企業で働いているが、5月26日にエンゼルスの始球式に登場する予定だ。
※週刊ポスト2023年5月5・12日号