「(あなたは)まぁ、はっきり言ってワガママだよね」。芸能界のご意見番にして“ゴッド姉ちゃん”の異名を持つ和田アキ子(73才)の指摘に、思わず「私? うそ……」と大物女優は絶句した──。4月22日に放送された和田のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)でピリリと空気が張り詰めた。この日、ゲストとして出演したのは、米倉涼子(47才)だ。
和田と米倉が初めて出会ったのは、15年前。東京・中目黒の焼き鳥店に偶然居合わせ、2時間ほど2人きりで話し込んだのだという。その際、米倉は「あなたはいったい何をしたいの?」、「代表作を教えなさい」などと和田に問われ、「一生忘れません」と語るほどの強烈な思い出になっていることを明かした。
実はこの2人、近年では不仲説がまことしやかにささやかれていた。発端は、2022年6月のこと。ある著名人が自身のYouTubeチャンネルで、かつて和田が米倉を叱責し、険悪なムードの2人に出くわしたことを暴露したのだ。
2016年に米倉が一般人男性と離婚し、『アッコにおまかせ!』(TBS系)でその件を取り上げたときも、周囲がヒヤっとする発言があった。和田は、「『私、失敗しないので』で失敗しちゃったのね」と米倉の主演ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)のおなじみのフレーズを使い、離婚を茶化すような発言をしたのだ。
「それだけでなく米倉さんが元夫と『同居1日目で許せないことがあって即別居した』という報道があったことに対しても『普通ちょっとがまんしませんか?』とピシャリ。こんないきさつがあったので“不仲”という暴露も“さもありなん”という印象でしたね」(テレビ局関係者)
以来、芸能界では、和田と米倉の間には「遺恨がある」というのが定説になっていたようだ。冒頭のラジオ共演も関係者にとっては驚きだったが、緊張感があったのは収録の最初の頃だけだったという。
「実はおふたりは去年の春、あるブランドのパーティーで10年ぶりに顔を合わせていて、不仲説を払拭していたんです。そもそもアッコさんはどんな人に対しても“説教”をするんですよ。多少キツい言葉も使いますが、それは愛があってのこと。米倉さんはそんなアッコさんの独特な愛情をわかっているんでしょう」(芸能関係者)
冒頭の和田の発言にも続きがあった。ワガママと指摘され息をのむ米倉に、
「ワガママって、悪い意味ではないのよ。ワガママじゃないとダメだし、うぬぼれないとやっていけないのが芸能界ですから」
と優しく諭したのだった。さらに、和田はラジオで米倉が主演した舞台『CHICAGO』をこっそり2度も観劇していたことを告白。驚いた米倉が思わず直立不動になる場面もあったという。
最初に連絡先を交換した際に「お互いイイ女でいようね」と誓い合ったという2人。そこには一風変わった“女の友情”があるようだ。
※女性セブン2023年5月11・18日号