芸能

元日本テレビ関谷亜矢子アナ 寿退社で「チーズプロフェッショナル」資格取得、いまはチーズコンクール審査員

関谷亜矢子さんが語ってくれた

関谷亜矢子さんが転身について語ってくれた

 朝の情報番組『ジパングあさ6』の初代メインキャスターを務めた元日本テレビアナウンサーの関谷亜矢子さん(58)。2000年に寿退社後はフリーアナとして活動する傍ら、「チーズ好き」「ワイン好き」が高じて取得した資格が「Japan Cheese Awards」の審査員の仕事に繋がるなど、様々な縁に恵まれたという。関谷氏に局アナをやめた経緯と転身劇について聞いた。

 * * *
 私は、結婚を機に日テレを退社しました。相手が日テレの局員だったので、夫婦で一緒の環境で働くよりはバラバラの方がお互いやりやすいと思いまして。退社してフリーになりましたが、局にいた時代よりはテレビの仕事を減らしました。夫がテレビを制作する側なので、私がテレビに出て、夫がテレビを作るというのはなんとなくやりにくいなと。フリーになって華々しく活躍されている女性アナウンサーの方々とは少し異なりますね(笑)。

 日テレ時代は主にスポーツ番組を担当していたので、退社後はスポーツ選手へのインタビューなどをしていました。2003年に子供が生まれるまで、朝日新聞の『戦士のほっとタイム』で旬のスポーツ選手に毎週会っていましたね。日テレ時代にお世話になった徳光和夫さんに頼まれて、息子さんの徳光正行さんの番組を手伝ったことがきっかけで、東京MXの生放送を毎週、10年ほど担当し、またBSで内閣府の番組や千葉テレビでは企業紹介の番組などを担当させていただきました。

 現在は森永乳業さんのPR誌でインタビュアーの仕事をやらせていただいています。森永乳業の牛乳やヨーグルトが宅配される家庭に配られているPR誌なのですが、その中に「関谷亜矢子の食卓げんき印」という対談コーナーがありまして、毎回ゲストの方に1時間くらいお話を伺っています。インタビューの仕事はエネルギーもたくさん使いますが、相手から良い言葉を引き出せたりすると嬉しいですし、やりがいのある楽しい仕事だと思います。

 また、ワインやチーズが大好きで、それが高じて数年前に「ワインエキスパート」と「チーズプロフェッショナル」という資格を取りました。最近はその関係のお仕事をさせていただくこともあります。例えば「Japan Cheese Awards」という国産ナチュラルチーズのコンクールがあるのですが、審査員や表彰式の司会をしたり。ナチュラルチーズというとカマンベールなど海外のものが有名ですが、近年は日本のチーズも知名度を得てきているんですよ。

 日テレでは、箱根駅伝しかり、どんな仕事でも事前にきっちり取材、準備することを大事にしていて、その精神を新人時代から叩きこまれました。現在でもイベントで司会をしたり、インタビューをする時には事前に資料などを読み込み、できる限り万全の準備をしてから仕事に臨むようにしています。経験が生きていると感じます。

 私はインタビューする際、なるべくメモを見ないで、相手の目を見て話を聞くことにしています。それはインタビュー中に私がメモを見るために下を向いてしまうと、相手の話すモチベーションが削がれてしまうかもしれないから。想定通りにインタビューが進まないことはよくありますが、途中であえて話を脱線させたりすることで、相手から良い言葉を引き出せることもあるんですよ。そういったインタビューのテクニックも、日テレ時代に先輩の仕事ぶりから学べたことだと思います。

関連キーワード

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン