《再婚しました、、夢の中で、、、相手は40歳の麻央でした。少し白髪あって年齢重ねてました、とても嬉しかったです。(中略)麻央の笑顔を夢で見れて幸せでした》。市川團十郎(45才)は5月4日、自身のブログにそう綴った。小林麻央さんが34才の若さで旅立ったのは、2017年6月のこと──それから6年が経とうとするいま、團十郎の夢枕に立った麻央さんの笑顔には、どんな思いが込められていたのだろうか。
團十郎は5月末まで東京・歌舞伎座で「團菊祭五月大歌舞伎」に出演中だ。團菊祭は、「明治の劇聖」と呼ばれた九代目市川團十郎と、五代目尾上菊五郎の偉業を後世に伝えるために、1936年に始まった伝統公演だ。昨年「十三代目市川團十郎白猿」を襲名してから迎えた初めての團菊祭に、團十郎は気合充分で臨んだ。
「演目の1つである『若き日の信長』は、祖父である十一代目のために作家の大佛次郎が書き下ろし、先代の父も演じたなじみ深いもの。今年は先代が2013年に没してからちょうど10年の節目なので、失敗はできないと、稽古の際には動画を撮影し、それを自宅で見返して、次の稽古に臨むということを繰り返していました」(歌舞伎関係者)
海老蔵が襲名した「團十郎」は、成田屋の屋号で親しまれる市川宗家の大名跡だ。その重みをいちばん理解しているのは、ほかでもない團十郎本人だろう。
「かつては麻央夫人も心配した『六本木暴行事件』などもありましたが、もう何年も酒は一切たしなまず、ストイックに芸と向き合っています。新しい試みにも積極的で、2022年の『プペル歌舞伎』などは“本当に歌舞伎なのか?”と、従来の歌舞伎ファンからの批判が多くあった。それでも、子連れの客が目立ち、新たなファン層を獲得したのは事実です。
実際に團十郎を襲名した前後からは、歌舞伎界全体の未来を見据えるような責任感を持った言葉を発するようになりました。それだけ『團十郎』が大きい名前だということなんでしょう」(前出・歌舞伎関係者)
麻央さんの部屋はあのままの状態
一方、團十郎はこの春1つの区切りを迎えていた。
「麻央さんとの結婚を機に構えた都内の邸宅を手放す決意をし、売り先を探していたようです。ついこのほど、都内にある不動産業者が購入したそうです。業者はさらに買い手を探しているので、別の所有者に移ることになりそうです」(芸能関係者)