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好調の『まつもtoなかい』 今後の課題は「話題のゲストを呼び続けられるか」と「松本と中居の2人のトーク」

好調『まつもtoなかい』の今後の課題とは?

好調『まつもtoなかい』の今後の課題とは?(公式HPより)

 ダウンタウンの松本人志と中居正広がMCを務めるフジテレビ系バラエティ番組『まつもtoなかい』(毎週日曜21時~21時54分)。4月30日放送の第1回では、香取慎吾がゲスト出演し、中居との約6年ぶりの共演が大きな話題となったが、“今後のゲストのラインナップ”について、心配の声があがっているという。

 2人のゲストを呼んで“マッチング”し、松本と中居とともにトークを繰り広げるA面と、話題のアーティストやパフォーマーを招いて、華麗なるパフォーマンスを届けるB面の2部構成となっている『まつもtoなかい』。初回放送では、A面、B面ともに香取慎吾が登場した。

 その後、第2回(5月7日放送)では、A面に上沼恵美子と北川景子が、B面にマカロニえんぴつが登場。第3回(5月14日放送)では、トータス松本と安藤サクラがA面に、ちゃんみながB面に登場した。さらに、5月21日放送の第4回では、岡田准一と広末涼子がA面に登場し、B面ではSnow Manがパーフォーマンスを披露する。

 ここまでは、豪華かつ興味深いマッチングのゲストが続々と登場しているが、放送が続いていくなかで、つねに同じくらいの豪華なゲストをキャスティングできるかどうかは微妙なところだとの指摘もある。

「単純に“旬の人”や“映画やドラマの宣伝のための俳優”などをゲストに呼んでいるだけでは、ほかのトーク番組と変わりません。せっかく松本さんと中居さんというビッグネーム2人による番組なのだから、2人に負けないくらいの注目度があるゲストが求められるわけです。特に第1回で香取慎吾さんという、ニュース性もあって広い世代に注目されるゲストが実現したことで、その後のキャスティングに対するハードルが高くなってしまったのは間違いないでしょう」(テレビ局関係者)

『HEY!HEY!HEY!』に近い雰囲気

 フジテレビでは、1994年から2012年までダウンタウンがMCを務めた『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』という音楽番組がレギュラー放送されていた。毎回“ミュージックチャンプ”として、大物アーティストが登場し、ダウンタウンの2人とトークを展開。矢沢永吉や氷室京介など、そのほかの音楽番組にはほとんど出演しない超大物も出演した。

『まつもtoなかい』に対して、『HEY!HEY!HEY!』に近い雰囲気を感じているという視聴者も少なくないようだ。エンタメ事情に詳しいライターの大塚ナギサ氏はこう話す。

「ネット上でも『まつもtoなかい』を観て、『HEY!HEY!HEY!』を思い出したという声は多いですね。たしかに、かつての『HEY!HEY!HEY!』くらいの大物を毎回ゲストに呼ぶことができれば、『まつもtoなかい』もつねに話題性のある番組になっていくと思います。

 ただ、そこで足かせになりかねないのが、2人のゲストをマッチングしてトークするという番組のコンセプトだと思います。ファン心理としては“好きなタレント”と“そうでもないタレント”がトークするよりも、“好きなタレント”1人がメインゲストになってくれたほうがより楽しめるという側面もあるんですよね。それこそ、第1回も香取さん1人がメインゲストだったので、余計に注目度が高まったはず。別のゲストとのマッチングだったら、企画がブレていたと思います。そういう意味で、2人をマッチングする回と、香取さんのように1人がメインゲストとして出演する回の2パターンがあれば、番組の幅が広がっていくのかもしれませんね」

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