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クールな肌触りで寝苦しい時期も快適に 夏場の睡眠に欠かせない涼感敷きパッド

ロングセラーの涼感敷きパッドが「アイスミンEX」

ロングセラーの涼感敷きパッド「アイスミンEX」

 快適な眠りと環境をプロデュースする寝具メーカー「ロマンス小杉」が2009年から発売する、ロングセラーの涼感敷きパッドが「アイスミンEX」だ。

 涼感敷きパッドといえば、寝転ぶだけでひんやり感を得られ、夏場の睡眠に欠かせないという人もいるだろう。その多くは表地・中綿・裏地の3層から成り、表地に接触冷感のある生地を使用している。

「適度なクッション性を保つために中綿を入れるのが一般的です。しかし、就寝中に汗などの湿気がこもり、体と寝具が接する面が蒸れやすい。人は無意識にその不快感を寝返りで解消しようとします。しかし、中綿に染み込んだ湿気は抜けないため、頻繁に体勢を変えてしまうのです」(商品部の廣瀬義久さん・以下同)

 一晩に20回程度の寝返りが理想といわれるが、それ以上になると覚醒状態が続き、眠りが浅くなるため、起床時にだるさを感じるなど睡眠の質が落ちてしまう。

 そこで同社が着眼したのが通気性だ。

「中綿を入れず、心地よく体を支えるためにポリエステルの糸を立体構造で編み込んでいます」

 中層部分は上写真のように綿を入れずに、ポリエステル繊維を織機で縦に編み込んでいる。7mmの無数の“柱”となったポリエステルは耐衝撃性に優れ、体重をかけても生地がつぶれないクッション性がある。さらに通気性がよく、蒸れにくい。

一般的な敷パッド

一般的な敷パッド

「アイスミンEX」

「アイスミンEX」。立体構造の生地は適度なクッション性と通気性があり、寝心地がよい

「一般的な綿パイル敷きパッドとくらべると通気性は約25倍。柱の隙間から空気が抜けていくので、常に繊維間に空気が存在する状態です。そのため本製品は“体積の90%が空気”と謳っています」

 洗濯の頻度が増える梅雨時や夏場に、乾きやすいのもありがたい。

「綿の入っていない立体構造は風が抜けるため、陰干しをしても2〜3時間ほどで乾きます。毎日洗えるのも利点です」

 肌に触れる表面は「ツヌーガR」という高分子ポリエチレンの涼感素材を使用。

「熱伝導率が高く、放熱性に優れた素材です。こもった熱をスムーズに逃がすので、寝返りを打つたびにすばやく放熱します。クールな肌触りで、寝苦しい時期も快適にお使いいただけます」

 表面はメッシュ生地で水分拡散効果も高い。汗をかく季節も、気持ちよく過ごせそうだ。

夏でも快適に眠れそう

裏側の四隅にはズレ防止のゴム付き。敷き布団、マットレスのどちらにも使用可

【商品DATA】
『ICEmin EX 敷きパッド』(シングルサイズ)/ロマンス小杉/1万6500円
サイズ/幅100×長さ205cm、カラー/ピンク・ブルー・グレー。日本製。同素材のピローパッドもある(別売り)。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2023年5月25日。

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