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腰椎圧迫骨折から復帰の松本伊代が明かす現状とヒロミへの感謝「入院中に明太子パスタを作ってくれました」

休業中、夫のヒロミが献身的に面倒を見てくれたと振り返る松本伊代(撮影/小倉雄一郎)

休業中、夫のヒロミが献身的に面倒を見てくれたと振り返る松本伊代(撮影/小倉雄一郎)

「今は、だいぶ普通に生活できる状態になりました。最初はすごく落ち込みましたけど、ゆっくり休めたので体調も良くなったし、肌も綺麗になりました」──昨年11月、テレビ番組の収録で腰椎を圧迫骨折した松本伊代が4月から芸能活動を再開した。休業中、夫のヒロミが献身的に面倒を見てくれたという。

「家の階段に手すりを付けてくれたし、退院後は手料理も。味? それは……まあ(笑)。美味しかったですよ。今まで年に数回しか料理をしなかったのに、入院中に食べたかった明太子パスタやラーメンを作ってくれました」

 16歳の1981年、『センチメンタル・ジャーニー』でデビュー以来、松本は多忙な日々を過ごしてきた。

「当時は具合が悪くても点滴を受けたり楽屋で寝たりして乗り切りました。アイドルになる夢を叶えたので、つらくなかったです。ただ、『水泳大会』は嫌でした(笑)。水着は恥ずかしいし、全然泳げない。少し平泳ぎして、あとは歩いていました。なぜか、いつも決勝戦まで残っていましたね。準決勝に出た記憶もないんですけど(笑)」

 20歳になると、アイドル特有の“思春期”が訪れた。

「たくさん曲を出しているのに、周りから『センチメンタル・ジャーニー』ばかり求められる。拒否反応が出て、テレビでもライブでも歌わなくなりました」

『オールナイトフジ』で出会ったヒロミと1993年に結婚。妊娠、出産の休業中に心境の変化が訪れる。

「『夜のヒットスタジオ』の復活スペシャルを観ていた時、先輩たちが昔のヒット曲を歌っていて嬉しいなと思い、今までの自分を反省しました。あと、活動を再開した頃、ヒロミさんが『ママはなんでセンチメンタル・ジャーニーを歌わないんだ』って。ちょうどバラエティ番組で、歌詞を間違えたら上から水を掛けられるみたいな仕事の依頼があって。ヒロミさんが『あの歌は宝物じゃん』と勧めるから、『宝物なのに水を被るんだよ』って言い返しました(笑)。

 でも、その番組で歌うことにしました。周りからの反響もよく、とても喜んでもらえました。『センチメンタル・ジャーニー』は、私にとって特別であり、今もそしてこれからも大切に歌わせていただきたいと思っています」

 昨年11月、2人はあるアンケートで『理想の有名人夫婦』の1位に輝いた。

「喧嘩もしますよ。原因は私が片付けてなかったり、塩の瓶に砂糖を入れていたりとかですけど。何日も喋らないまま、2人でテレビの収録に行って仲良く話して『……あ、これを仮面夫婦って言うのね』って思う時もあります(笑)。そのうちいつの間にか元に戻ってますね。そんな日々です(笑)」

【プロフィール】
松本伊代(まつもと・いよ)/1965年6月21日生まれ、東京都出身。7月22日、鴻巣市文化センターで早見優、森口博子とともに『青春のアイドルヒットステージ』を開催。「今年も(編曲家の)船山基紀さんのプロデュースでソロコンサートをできたらいいなと思っています」(松本)

取材・文/岡野 誠

※週刊ポスト2023年5月26日号

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