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市川猿之助、両親が飲んだ向精神薬に関する謎 葬儀は従兄弟・香川照之が仕切り役を担う可能性も

一門はどうなるのか(左から香川、團子、猿翁、猿之助、段四郎。2011年撮影/共同通信社)

一門はどうなるのか(左から香川、團子、猿翁、猿之助、段四郎。2011年撮影/共同通信社)

 歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が一家心中を図ったとみられる事件で、本人は一命をとりとめたものの、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(享年76)と母親の喜熨斗延子さん(享年75)は死亡した。猿之助は警察に「家族会議をして、あの世で生まれ変わろうと両親と話した」と説明したことがわかっているが、事件には解明されていない数々の疑惑と謎がある。

どうやって両親は薬を飲んだのか

 司法解剖により両親の死因は「向精神薬による薬物中毒」と判明した。「3人で睡眠薬を飲んだとみられている」(社会部記者)という。中毒になるほどの量の薬を猿之助一家はどこから手に入れたのか。梨園関係者が言う。

「猿之助さんがある時、ふと神妙な顔をして『数年前から眠れなくて睡眠薬を飲んでいる』と口にしたことがあった。以前はビール一杯も飲めなかった彼がテレビ出演も多くなり、酒量が倍増してきた頃だったので心配したことを覚えています。そこからずっと薬を処方されていたのだとしたら、使わずに貯めていた分もあったのかもしれない」

 猿之助の所属事務所に聞くと、「現状、把握しておりません」と答えた。

 相馬中央病院・内科医長の原田文植氏は「基本的に向精神薬は100錠飲んでも死には至らない」と疑問を呈す。

「最近の向精神薬は大量に飲んでも死なないように設計されている。基礎疾患があったり、アルコールや複数の薬と併用するなど、他に要因がない場合、内服薬単体で死ぬことは難しい」

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