どんどん進化し、次々と新たなアイディアを盛り込んだ新商品が開発される家電の世界。そのなかから、暮らしを楽しく、そして楽にする最新商品を11個紹介する。
●スマートノンフライオーブン Chef
2022年11月、ライフスタイルソリューションブランド「EPEIOS」が新しいデザインのライフスタイル家電「FoElem」シリーズを打ち出した。コンセプトは「あなたのひと時に、ひと息を」だ。
デザインを手がけたのは、世界的ラグジュアリーデザイナーのブノア・ピエール エメリー氏とダミアン・オー シュリバン氏。ブノワ氏は資生堂の香水瓶やエルメスのスカーフ・テーブルウエアのアートディレクターを歴任。
ダミアン氏はポール・スミスやルイ・ヴィトンなどのデザインを手がけてきた。
「Four Elements=水・火・土・風の四元素から着想を得た加湿器、ノンフライオーブン、コーヒーメーカー、サーキュレーター。それぞれが、別々の元素をイメージしたフォルムに仕上げており、優れた機能を兼ね備えています」(同社マーケティング/広報マネージャーの松田信行さん・以下同)
今回ご紹介するのは「火」をテーマにした「スマートノンフライオーブン Chef」だ。油を使わない“ヘルシーな揚げ物調理”と、食材をセットするだけの“ほったらかし調理”という2つの特徴に特化している。
「おいしく、かつヘルシーな料理を作れるように上下加熱式のヒーターとスチーム機能を採用しました。庫内の空気は360度循環し、220℃の熱風調理で一度に両面を焼くことができるため、食材を裏返す手間がなく、旨みを逃さずジューシーに仕上がります」
また、加熱によって水分が蒸発してしまうことによる、食材のパサつきや硬くなるリスクを軽減するため、給水タンクによるスチーム機能を搭載した。
「蒸気が食材を包み込み、しっとりとやわらかく焼き上げます。トーストであれば外側はカリッ、噛みしめればモッチリとした食感に。肉・魚料理は、ふっくらしっとりと仕上がります」
従来のノンフライオーブン機能(ノンフライヤー・トースター・オーブン・発酵・解凍・フードドライヤー)はそのままに、幅350×奥行352×高さ380mmというコンパクトさも実現。設置スペースをとらないにもかかわらず、庫内容量は14Lと広々。ロティサリーチキンも一羽丸ごと焼き上げられる。さらに3段を活用すれば、時短にもつながる。
また、スマホに専用アプリをインストールすれば遠隔操作も可能だ。1分単位、10℃単位と細かく時間や温度が設定できる。アプリ内には料理のアイディアが記録できる専用レシピ帳もあり、おいしくできた温度や時間を記録すれば“世界にひとつだけの専属Chef”が誕生する。
自動洗浄機能も搭載しており、高温スチームが庫内の汚れを浮かせ、給水経路の洗浄機能は水垢やカビの発生を抑制する。清潔を保ち、使い続けるほど自分好みに成長してくれる逸品だ。
【商品DATA】
スマートノンフライオーブン Chef
サイズ/幅350×高さ380×奥行352mm、本体重量/10.8kg、総庫内容量/14L、温度調節/50~220℃。油・くず受け皿、ロティサリートング、ロティサリーフォーク、ワイヤーラック、メッシュバスケット、回転バスケットが付く。3万9800円。【EPEIOS JAPAN】