ライフ

布施博氏が脊柱管狭窄症との闘いを振り返る 「患者ファースト」の信頼できる医師への感謝

布施博氏は「医者選びは『フィーリング』が大事」と考える

布施博氏は「医者選びは『フィーリング』が大事」と考える

 人生を変えるほどの病魔から救ってくれた名医との出会いと闘病生活について、各界の著名人に披露してもらった。俳優の布施博氏(64)が脊柱管狭窄症と戦った体験談を語る。

 * * *
 脊柱管狭窄症の症状が一番ひどかった時は痛くて歩けないほどでしたが、今は1日3回血流の薬を飲む程度で痛みもなく快適に過ごしています。最低でも月2回、ゴルフに行けるのは、北里大学医学部整形外科学股関節外科運動器リハビリテーション教授の高平尚伸医師のおかげです。

 症状が出始めたのは5年ほど前です。右脚が伸ばせなくなって激痛が走ったんです。仰向けでも脚が伸ばせないくらい痛く、右脚だけ膝を立てるか、左側を下にして横向きになって右膝を曲げて寝ていました。

 そうした症状が続くなか、2018年に医療バラエティ『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)で脊柱管狭窄症と診断されました。痛み止めや座薬を使用し、騙し騙し付き合っていたら、2021年の年末に腿の後ろと股関節の右側がすごく痛くなり、立ち上がれなくなりました。

 その時、知人の紹介で受診したのが、高平先生でした。MRI画像を見た先生は「腿の痛みは腰から来ています」と言って、手術ではなく神経ブロック注射による治療を選んだ。すると即座に痛みが消えて歩いて家に帰ることができました。

 高平先生とはそれ以来の付き合いで、今も3か月に1度は通院しています。高平先生は腕が良くて治療が適切。何より、ひどい痛みを取り除いてくれることが大きな信頼になります。

 名医と言われてもフィーリングが合わない先生もいますが、高平先生は第一印象が良く、受診のたびにストレッチの方法や筋トレなどのご指導もしてくださる。

 また、診察室に入る時の僕の歩き方を注視して左足首の不具合などにも気づき、別の観点からも痛みや歩きにくさの原因を探ってくれます。マニュアル通りの診察・治療ではない患者ファーストの姿勢も心強いです。

 高平先生とも1度だけゴルフに行ったことがあります。その時も僕の動きの癖を見てくださいました。治療だけでなく、プライベートでも付き合いたいと思わせるドクターですね。

 医師選びは人間同士の相性もとても大事だと思います。

※週刊ポスト2023年6月9・16日号

関連記事

トピックス

「ONK座談会」2002年開催時(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 長嶋一茂のヤクルト入りにカネやんが切り込む「なんで巨人は指名しなかったのよ。王、理由をいえ!」
週刊ポスト
タイ警察の取り調べを受ける日本人詐欺グループの男ら。2019年4月。この頃は日本への特殊詐欺海外拠点に関する報道は多かった(時事通信フォト)
海外の詐欺拠点で性的労働を強いられる日本人女性が多数存在か 詐欺グループの幹部逮捕で裏切りや報復などのトラブル続発し情報流出も
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《虫のようなものがチャーシューの上を…動画投稿で物議》人気ラーメンチェーン店「来来亭」で異物混入疑惑が浮上【事実確認への同社回答】
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン