著名人らを脅迫したなどとして逮捕された「ガーシー」こと東谷義和容疑者(51)。これまでドバイから帰国はしないと語っていたガーシー容疑者が日本に戻らざるを得なくなったのは、日本の捜査員がドバイを訪れて外堀を埋め、UAE当局が働きかけたからだと報じられている。が、ここに至ったもう一つの大きなきっかけは、3月24日のガーシー容疑者の親族宅へのガサ入れだった。
外務省は3月23日に旅券返納命令を発出。その翌日、警視庁はガーシー容疑者の親族の自宅に家宅捜索に入った。
「東谷容疑者の母親が住む実家など、2か所に家宅捜索が入りました。東谷容疑者は2021年末まで実家に住んでいたとされています。また、親族の口座がカネの流れに関係しているとの情報もありました」(全国紙記者)
家宅捜索を受けて、ガーシー容疑者はライブ配信を行った。「頼むからオカンは勘弁してください、もう本当に」と涙ながらに訴え、「親父も自殺して、俺まで犯罪者みたいになって、これ以上オカンを苦しめたくないです。何も知らないんすよ。77歳のオカンが関わっていると思いますか」と頭を何度も下げたのだ。「僕がYouTubeをやり始めたのはドバイに行ってから。私物は全部ドバイに持ってきたので、実家に何かあるわけない」と主張していた。
「東谷容疑者は、議員資格を喪失させる『除名』処分を受けても、逮捕状が出ても強気な態度を貫き、時に捜査関係者を挑発するような言葉も吐いてきました。しかし、このライブ配信では『すみません』という言葉を繰り返し、いつもと様子が全く違います。『俺のことはどうなってもいい』とまで言っており、こんなに母親思いな一面があったのかと驚きました」(前出・全国紙記者)
“オカン”は大切な存在
そもそも東谷容疑者は、YouTuberヒカルに「詐欺師」と名指しされて大炎上したことをきっかけに暴露系YouTuberとなった側面がある。自分が批判されることよりも、実家の住所が特定されて家族が巻き込まれたことへの怒りのほうが大きかったようで、当時、「うちの母親とか実家とか妹とか姪っ子とか関係あらへんやん」と訴えていた。彼にとって、母親は大切な存在だ。