芸能

ガーシー容疑者逮捕、開き直りの暴露劇復活に怯える芸能界 綾野剛は対決姿勢を固め、法廷での証言も辞さぬ覚悟

ガーシー

6月4日、逮捕されたガーシー容疑者

 暴露系YouTuberとして世間を騒がせ、公職にまで就いた男がついに逮捕された。彼の名前は東谷義和容疑者(54才)。わずか3か月前まで国会議員の職にあった「ガーシー」を空港で待っていたのは、大勢の捜査員だった。

 6月4日、滞在先のドバイから帰国後に逮捕されたガーシー容疑者。本人逮捕によって、新たな局面を迎えた“ガーシー劇場”だが、これにて一件落着とはいかない。成田空港に降り立ったガーシー容疑者は、手錠をかけられながらも不敵な笑みを浮かべていた。

「すでにガーシーの暴露で大勢の芸能人が実害を受けていますが、今回の逮捕でガーシーが静かになるとは考えられず、むしろ開き直って、『死なばもろとも』とばかりに再び逆襲に出るかもしれません。せっかく収まった“暴露劇”が復活するのではと、多くの芸能人が戦々恐々としています」(芸能関係者)

 日本を騒がせたガーシー容疑者は1971年、兵庫県伊丹市生まれ。父親は高校教師で、兵庫県内の公立高校の校長まで務めたという。大阪の私立大学を卒業したガーシー容疑者は、1994年に板金や自動車販売をする会社を立ち上げたのち、「夜の街」を通じて芸能界に交友関係を広げていった。

「最初は大阪ミナミのバーで知り合ったロンドンブーツ1号2号の田村淳さんと意気投合し、彼に誘われて上京しました。島田紳助さんなど大物芸能人とも交流し、のちにガーシーが西麻布に開いたバーには山田孝之さんや佐藤健さん、三浦翔平さんら人気俳優が通い詰めました。アパレル会社も経営し、ガーシーのブランドが登場するファッションイベントには藤田ニコルさん、満島真之介さんらがモデルとして登壇していました」(前出・芸能関係者)

 ガーシー容疑者が芸能界に深く食い込む武器としたのが「アテンド力」だ。

「ガーシーは芸能人や経営者の夜の交流の場に女性を斡旋する『アテンダー』として有名で、急な依頼や無理難題にも対応してくれて、口も堅いと重宝されていました。卓越したアテンド力で芸能界にネットワークを築く一方、ギャンブルにのめりこみ、賭け麻雀やバカラで3億円もの借金があったとされます」(前出・芸能関係者)

 裏方に徹していたガーシー容疑者が表舞台に躍り出たのは2022年2月。滞在先のドバイで突如YouTubeチャンネルを立ち上げ、人気俳優やアイドルなどのスキャンダルを次々に暴露し始めたのだ。

「そもそもは2021年末頃、ギャンブルで莫大な借金があったガーシーが『BTSに会わせる』とファンに約束し、旅費やホテル代、面会にかかる費用名目で大金をだまし取っていたと告発されたことがきっかけでした。

 この件が表沙汰になると親しかった芸能人は蜘蛛の子を散らすように彼のもとを去った。詐欺での逮捕を恐れたガーシーはドバイに飛び、助けてくれなかった芸能人たちの手のひら返しに激怒して、27年にわたり蓄積してきた芸能人らとの交友を暴露チャンネルのネタにし始めたのです。

 実際、ガーシーの暗躍でいい思いをしてきた芸能人は少なくなく、彼は酒が飲めないからどんな乱痴気騒ぎも克明に覚えています。写真や動画、LINEなどのやり取りも残してあるので、心当たりのある芸能人は恐怖に震えました」(テレビ局関係者)

 ガーシー容疑者が動画で「暴露予告」した芸能人は、小栗旬、綾野剛、佐藤健、城田優、田中圭、新田真剣佑、浜辺美波、橋本環奈など多岐にわたる。実際、彼の暴露は俳優やモデルにとどまらず、音楽アーティストやお笑い芸人にまで及んだ。

 暴露の内容は真偽不明とはいえ、「腐りきった連中を地獄に落とす」と息巻き、速射砲のように言葉を連ねるガーシー容疑者は、世間から“ダークヒーロー”としてもてはやされた。チャンネル登録者数は開設2か月で100万人を突破。

関連記事

トピックス

およそ揉め事を起こしそうにない普通の人たちがカスハラの主役になっている(写真提供/イメージマート)
《”店員なんて赤の他人”的な行為が横行》条例施行から2か月、減らないカスハラの実態 都内のコンビニ店員が告白「現役世代のサラリーマンが…」品出し中に激突、年齢確認にブチ切れ、箸に”要らねえよ”
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
六代目山口組の新人事、SNSに流れた「序列情報」 いまだ消えない「名誉職」に就任した幹部 による「院政説」
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《親子スリーショットの幸せな日々》小室眞子さんは「コーヒー1杯470円」“インスタ映え”カフェでマカロンをたびたび購入 “小室圭さんの年収4000万円”でも堅実なライフスタイル
NEWSポストセブン
宮城野親方
何が元横綱・白鵬を「退職」に追い込んだのか 一門内の親しい親方からも距離置かれ、協会内で孤立 「八角理事長は“辞めたい者は辞めればいい”で退職届受理の方向へ」
NEWSポストセブン
元女子バレーボール日本代表の木村沙織(Instagramより)
《“水着姿”公開の自由奔放なSNSで話題》結婚9年目の夫とラブラブ生活の元バレーボール選手の木村沙織、新ビジネスも好調「愛息とのランチに同行した身長20センチ差妹」の家族愛
NEWSポストセブン
常盤貴子が明かす「芝居」と「暮らし」の幸福
【常盤貴子インタビュー】50代のテーマは「即興力」 心の声に正直に、お芝居でも日々の暮らしでも軽やかに生きる自分でありたい
週刊ポスト
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
ホストにハマったAさんが告白する“1000万円シャンパンタワーの悪夢”「ホテルの部屋で殴る蹴るに加え、首を絞められ、髪の毛を抜かれ…」《深刻化する売掛トラブル》
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から5カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武源田と銀座クラブ女性の不倫報道から5か月》SNSが完全停止、妻・衛藤美彩が下していた決断…ベルーナドームで起きていた異変
NEWSポストセブン
大谷夫妻の第1子誕生から1ヶ月(AFP=時事)
《母乳かミルクか論争》大谷翔平の妻・真美子さんが直面か 日本よりも過敏なロスの根強い“母乳信仰”
NEWSポストセブン
麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
“麻薬を運ぶネコ” 刑務所の塀の上で保護 胴体にマリファナとコカインが巻きつけられ…囚人に“差し入れ”するところだった《中米・コスタリカ》
NEWSポストセブン
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
〈ちゅーしたら魔法かかるかも?〉被害女性が告白する有名ホストクラブの“恐ろしい色恋営業”【行政処分の対象となった悪質ホストの手練手管とは】
NEWSポストセブン
公務のたびにファッションが注目される雅子さま(撮影/JMPA)
《ジャケットから着物まで》皇后雅子さまのすべての装いに“雅子さまらしさ“がある理由  「ブルー」や小物使い、パンツルックに見るファッションセンス
NEWSポストセブン