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天海祐希「最高のものが撮れたから…」 猿之助騒動で主演映画が公開延期、撮り直しは現実的に難しい状況

2020年、東京・渋谷にある劇場のオープニングイベントで、天海(右)と猿之助が隣同士に並んだことも

2020年、東京・渋谷にある劇場のオープニングイベントで、天海(右)と猿之助が隣同士に並んだことも

 市川猿之助(47才)の騒動の余波で、6月16日公開予定だった映画『緊急取調室 THE FINAL』の公開延期が決まった。天海祐希(55才)主演で、2014年1月から4シーズンにわたって放送され、「キントリ」の愛称で親しまれたテレビ朝日系の人気ドラマの集大成。その「ラスボス」キャラだったのが、内閣総理大臣役の猿之助だった。

「『取調室』での丁々発止のやりとりが、この作品の最大の見せ場です。しかし、騒動以降、現実に猿之助さんは警察の事情聴取を受けています。現実と映画のシーンがあまりにリンクしすぎてしまっていて、このタイミングでの公開は見送らざるを得なかった」(映画関係者)

「延期」としたのは、猿之助の捜査の行方を粛々と見守る一方で、将来の公開に一縷の望みを持っているからだ。ただし、ハードルは高い。

「延期発表の直前まで、猿之助さんの出演シーンを編集し直すなど、公開に向けて懸命な作業が続いていました。しかし、物語に必要不可欠なキャラで、カットするにはあまりにも登場シーンが多かった。その上、猿之助さんと天海さんが取調室で対峙する『長回しのシーン』が最大の目玉だったこともあり、出演部分の撮り直しなどをして公開するのも困難だったといいます」(前出・映画関係者)

 映画撮影に臨み、天海を筆頭とした「キントリチーム」の熱量は、いつも以上だった。

「ファイナルということもあって、現場の結束はより強かった。特に、佐々木蔵之介さん(55才)がゲスト出演したことに、天海さんはすごく喜んでいました。天海さんとは共演も多く、『くらちゃん』と呼ぶほどプライべートでも仲がいい。作品には相当の自信と期待を持っていて、天海さん自身が誰よりも公開を楽しみにしていました。

 延期を聞いた天海さんは、残念そうな表情を浮かべながらも、“みんなで最高のものが撮れたから……”と自分を納得させるような言葉を口にしたといいます」(芸能関係者) 

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