俳優の永山絢斗(けんと)容疑者が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕されたことで、衝撃が広がっている。永山容疑者が出演する映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 ─決戦─』の公開は6月30日と間近に迫っており、関係者は対応に追われている。
関係者らへの取材で、永山容疑者逮捕前後の緊迫した様子がわかってきた。
逮捕現場となったのは、東京・目黒区内の閑静な住宅街に立つ、瀟洒なビンテージマンションだった。その駐車場に警察車両が入ったのは、6月15日の21時頃だったという。
永山が住むのは2階にある100平方メートル近い大きな部屋だ。そこにガサ入れがかけられたとみられている。その部屋の窓の真下にあたる、マンションのいわば“庭”となっている部分で、5人ほどの捜査員が腰をかがめて入念に何やら調べていた。社会部記者が語る。
「永山容疑者が窓から何かを投げ捨てるなど“証拠隠滅”を図った可能性をチェックしたのかもしれません。あるいは出てきた大麻が微量だったため、念のため外まで捜査した可能性もあります。それにしてもかなり大所帯の捜査のようでした」
永山容疑者を乗せた警察のワンボックス車両が出てきたのは24時を10分ほど回った頃だった。最後尾に乗った永山容疑者は目を伏せうなだれているように見えたという。
捜査関係者によると永山容疑者はここしばらく内偵を受けており、警察は間違いなく逮捕できるタイミングをうかがっていたようだ。