6月19日発売の「週刊ポスト」は大増ページのプレミアム合併号。解散風が臆病風に変わった岸田政権に対しては、次期総選挙で台風の目となる維新の創設者・橋下徹氏が「自公を過半数割れに追い込む戦略」を語る。交流戦を終えたプロ野球では、いよいよ現実味を帯びてきた「阪神のアレ」を大特集。一方でヤクルトのリーダーには不穏なスキャンダルが……。健康、財産、投資にこだわる特集も充実、元フジテレビ女性アナウンサーの座談会も必見です。
今週の見どころ読みどころ
◆橋下徹「賛成だけでなく反対する熱が高まらなければ政治の波は起こせない」
各種世論調査では、次期総選挙で維新が野党第一党に躍り出る可能性が高まっている。本誌は維新と自民の大連立の可能性も報じてきた。その維新の生みの親である橋下氏がジャーナリストの岩田明子氏と対談し、維新の課題と今後の政局を語った。取り沙汰される自身の政界復帰は否定しつつ、今のままの維新では「消極的支持」しか得られないと喝破した。さらに、政治を「動かす」ためには賛否両論が激突する強いメッセージが必要だと強調した。
◆<スクープ>山田哲人の元恋人が覚悟の告白「私は性欲のはけ口としか見られなかった」
ヤクルトの主軸としてチームを牽引する山田の恋人だったAさんが、交際時から苦しんだ山田の振る舞いを告発した。出会いの場面では、山田は「アテンダー」に女性を集めさせて合コンし、参加した女性たちに1万円ずつ配り、Aさんには連絡先を聞いてきたという。しかし、交際を始めたAさんはすぐに、「女性を性欲のはけ口としか見てないんだな」とショックを受けたという。山田は「したいときはするだけ」「部屋だけの関係」「終わるとすぐにガーガー寝てしまう」のだという。
◆大谷翔平が「F〇〇〇!」連発!? 今季リアクションが派手化しているワケ
今年の大谷はただの品行方正ではなく、「ワイルド・ショーヘイ」に進化しているという。派手なガッツポーズ、判定への正直な不満、さらには放送禁止用語も頻繁に飛び出す。メジャーに慣れてきたというだけではないその理由とは?
◆<ベンチ裏全暴露>阪神タイガース悲願の「アレ」を引き寄せる岡田のスゴ腕と若虎たち
厳しいスケジュールだった交流戦もなんとか切り抜けてアレ(優勝)に突き進むタイガース。去年までのダメ虎と何が違うのか。OBや解説者、担当記者らがチームの変化と報じられない裏話を明かした。これを読むと、18年ぶりのアレは濃厚と感じるが、それでも安心できないのが虎党の性でもあり……。
◆プリゴジンとワグネルがプーチンに牙をむく「8月決起の血判状」
「プーチンの料理人」と言われて力をつけたワグネル創始者のエフゲニー・プリゴジンは、ここにきて大統領との亀裂が目立っている。専門家はロシア政界が大きく動き出す8月頃に大きな異変が起きる可能性が高いと読む。取材を進めると、プリゴジンはロシア軍の幹部や保守派に深く人脈を広げており、最近は「ロシア革命」にまで言及するようになった。彼の過激な人脈と反旗の可能性を分析した。
◆広末涼子「2億円CMギャラ」の大ピンチからの逆襲はあるか
有名シェフとのW不倫を認めた広末は、キリンビールはじめ出演CMがネット上で削除され、CM長者の立場が危うくなっている。過去には不倫騒動からスピード復帰した女優もいるが、スキャンダルを機に消えた女優も少なくない。広末の行く末はどうなる?
◆河野景子×中井美穂×寺田理恵子「懐かしきフジテレビ黄金期の熱狂」
フジテレビの人気アナだった3人が同窓会座談会を開催した。まだお台場の社屋がない時代のプレハブ小屋生活、電話番やお茶くみもしていたという若手時代、そして現代のアナウンサーたちとの違いまで、大御所らしく忖度なしに語った。ただし、スポーツ選手との交際が話題になると、河野アナは「あ、この話やめてもいいですか?」と一同を笑わせた。
◆参院のドン・青木幹雄の死で「岸田の長期政権シナリオ」が吹っ飛んだ
有権者にとっては過去の人でも、青木氏は現在の政局にも多大な影響力を持ち続けていた。特に、岸田首相が最も警戒する獅子身中の虫である茂木敏充・幹事長を抑えていたのが派閥OBである青木氏だったことは大きい。そして最大派閥である安倍派では、青木氏の盟友である森元首相の力が衰え、いよいよ自民党内は群雄割拠の内紛が秒読みになってきた。
◆羽生&藤井の二枚看板で将棋連盟に「段位免状バブル」がやってきた
あまり知られていない将棋連盟の収益が「アマチュアの段位免状」交付だ。認定には様々なルートがあるが、免状の交付を受けるには3万3000~33万円の費用がかかる。羽生善治九段が連盟会長に就任し、今後の免状には羽生氏の署名と、名人、竜王を持つ藤井聡太七冠の署名が入ることとなった。これにより交付申請が殺到すると予想され、その収益は年間1億円に達すると期待されているとか。
◆「家と貯金」の相続 新制度まるわかりの完全Q&A
不動産の相続制度が大きく変わり始めた。今国会では「特定空き家」になるおそれのある物件を「管理不全空き家」に認定できる新法が成立し、さらに来年4月からは相続登記の義務化がスタートする。預貯金の生前贈与についても制度が目まぐるしく変わり、それを知らないと大損することもある。専門家のアドバイスをもとに得する財産移転を探った。
◆日経平均バブル後最高値でも「まだまだ買い!」と達人たちが仕込む銘柄リスト
日経平均はいよいよ史上最高値も見えてきた。投資家のなかには「今が天井」という慎重な声もあるが、プロたちは最高値突破、さらにその先まで見ている。セールストークでは意味がないので、本誌は投資の達人たちに「最近、自腹で買った株」を取材した。選ぶ基準は様々だが、この上昇局面で何を買うか、プロたちのさすがの眼力が明らかになった。
◆<総力12ページ>間違いだらけの「健康常識」 ウソとホントを暴く
健康常識には迷信や勘違いが多い。また、かつて正しいとされた医学知識も現代では否定されているケースもある。本誌は最新の知見と現場で患者と向き合う医師の証言をもとに、健康常識のウソとホントを検証した。「アジア人は減塩食では血圧が下がらない」「グルテンフリーで逆に血糖値が上がる」「腎臓病でも運動はしたほうがいい」「日本では怒りっぽい人よりおとなしい人のほうが心筋梗塞になりやすい」など、目からウロコの結果が。
◆フォーブス「日本人の富豪」にゾロゾロ登場した「高卒の億万長者」たち
フォーブスジャパンが公表した2023年版の「日本長者番付」にちょっとした異変があった。上位50人のうち、なんと11人が「高卒」だったのだ。高給で知られるキーエンスの滝崎武光・名誉会長やZOZOTOWN創業者の前澤友作氏などの有名人はもちろん、女性や40代、50代など百花繚乱。彼ら彼女らの人生と成功の軌跡を追った。
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