「記者も名前と顔を出すことで、当然ながら責任ある発言が求められることになります。悪意ある方向性で報じられないようにするための方法だったわけです。そして、壇上にあがった記者のほとんどが、表に出て質問をするのには慣れているワイドショーのレポーターだったということもあり、ジュンさんから上手く話を引き出していた印象です。
広末さんから離婚を切り出された経緯や、鳥羽氏と話し合いをするためにアポイントを取ろうとした話など、かなり突っ込んだ話題も多く、決して長い質疑応答ではなかったものの、かなり充実したものだったと思います」(大塚氏)
鳥羽氏がSNSで発表した謝罪文についてジュン氏は〈これからは料理に精進しますって締めくくられたことに対して、なんとも言えない気持ちになりました〉と告白。さらに〈彼の謝罪文を見た時に、怒りしか浮かばなかったです〉とも語っている。
そして、ジュン氏は、〈調べたら意外にもネットで彼の事務所の番号が出ていて、電話しました〉と鳥羽氏にアポイントを取ろうとしたことを明かした。2度にわたって電話で連絡したものの、鳥羽氏からの折り返しはなく、その後謝罪のメールが届いたが、〈今日はほかに用事があるので〉との理由で会うことはできなかった。さらにジュン氏が〈何時でも行きますから〉と再度連絡すると、鳥羽氏から〈後日、必ず行きますから〉との返信はあったが、それ以降の連絡はない状態だという。
「いきなり事務所に電話がかかってきて〈キャンドル・ジュンと申します〉と言われても、いたずら電話なのではないかと疑ってしまう可能性もあります。鳥羽さんが即対応できなかったのも仕方なかったのかもしれませんが、それでもやはり鳥羽さんの対応が決して誠実ではない状況が見て取れる話だったと思います。
鳥羽さんはいわゆる“タレント”ではないので、SNSの謝罪文を出せば、ひとまず終わりという形になりそうだとも見られていましたが、今回の会見を受けて、鳥羽さんも謝罪会見を開いてしっかりと事情を説明する必要が出てきたのかもしれませんね」(前出・メディア関係者)
“記者との対談”という異例のスタイルだったが、結果的に貴重な話を引き出すこととなった今回のジュン氏の記者会見。一方で今後、鳥羽氏が会見を開くならば、ジュン氏の会見と同じくらいの誠実なコメントが求められることになるだろう。果たして、鳥羽氏はこの高いハードルをクリアすることができるのだろうか──。