既存のテレビ局にはない挑戦的な番組作りで注目を集めるインターネットテレビABEMA(前・AbemaTV)には、2018年4月から社員アナウンサーが3人いる。“1期生”の彼女たちが放送では見えない、それぞれのオフを語った。
西澤由夏アナは、ABEMAの専属アナウンサーになって6年目を迎えた。もともとはキー局のアナウンサー志望だったが、今ではABEMAならではの面白さをこう語る。
「なんといっても、視聴者の皆さんとの距離が近いことです。ネットを介して番組にコメントができる機能が付いていて、生放送ではどんどんコメントが入ってきます。そのコメントを声に出して読み上げたり、スタジオでリアクションしたりすることでさらにコメントが盛り上がって、リアルタイムで双方向のコミュニケーションができるんです。
番組によってはモノマネやいろいろなポーズなど、視聴者からのリクエストに私たちアナウンサーが応えるコーナーも(笑)。見てくださっている皆さんと一緒に、番組を作り上げていく感覚が味わえます」
その距離感から、様々な反応が寄せられるという。
「私が人生で初めて前髪を“ぱっつん”に切り揃えたんです。するとすぐに、『その前髪が似合っている』『ぱっつん、いいね』と、たくさんのコメントが寄せられて。前髪ひとつでこんなに反応していただけるなんてと感激しましたし、やっぱり距離が近いなって。ただ……」
と、いったん言葉を切った西澤アナ。
「皆さん、本当によく見てくださっているんですよ。恋バナなんて番組でしていないのに、『西澤アナ、絶対に彼氏ができたな』なんて、鋭いコメントが届くこともあります。そんな時は、ちょっといいなと思う人ができて、美容を頑張っているタイミングだったりするんです。
恋をしていることは当たっているんです。『すごーい! そうなの、今好きな人がいるの』ってビックリします。ずっと見守ってくださっているので、普通だったら気が付かないような細かな変化まで、見逃さないんですね。視聴者の皆さんに隠しごとはできません(笑)」