流れるような足の運びで、手のひらに吸い付くようにバスケットボールを扱う──ここまで華麗で絵になるドリブル姿を披露できる女優が、一体、何人いるだろうか。しかも、彼女は、日本屈指の人気も誇る。5月下旬のある深夜。都内の大型公園で、来年公開予定の映画『片思い世界』のロケが行われていた。杉咲花(25)、清原果耶(21)とともにトリプル主演を務める広瀬すず(24)だ。
「いずれも演技力も高く評価されている朝ドラヒロイン経験者3人が集う超話題作。中でもすずさんにかかる期待は大きい作品です」(映画関係者)
そんな注目作で、高速ドリブルから巧みなシュートを繰り出し続けたものだから、ロケの見学客たちからもどよめきが起きるのも当然だった。見学していた20代女性は「すずちゃんは、細くて顔が小さくてひと目で分かるほど華やか。それなのにバスケのドリブルでは横にすごい揺れていて、相手を華麗に抜き去っていくんです! サッカーも上手いようですが、バスケも驚くほど上手で、パーフェクトすぎてめっちゃ感動しました」と目を輝かせて話した。
広瀬は、女優界屈指のスポーツ女子である。スポーツジムでの筋力トレーニングやキックボクシングでボディーメイクをしていて、自身でも「(バキバキに割れた腹筋の)シックスパックが目標」と話すほど。
しかも、バスケに関しては、小2からプレーしていてチームの司令塔PG(ポイントガード)で活躍。今年は、8月25日開幕の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のテレビ朝日系中継番組スペシャルブースターも務めることが決まっている。昨年秋の米国プロバスケットボールリーグNBAの「NBAジャパンゲームズ2022」も、女子プロテニスプレイヤー大坂なおみ(25)、東京五輪男子スケートボード金メダリスト堀米雄斗(24)らと並んで観戦していたほどだった。