国内

【突然ベッドに入ってきて……恐怖の瞬間】東京新聞社員・強制わいせつ事件、被害者女性が語った悪夢の夜「声も出せず体が硬直」

東京新聞本社

東京新聞本社

「街中で彼に似た男性を見かけるだけでフラッシュバックが起きてしまい、立っていられなくなるんです。彼が触ったベッドや家具が全て不潔に思えてきて、部屋自体にも悪い記憶が染みついてしまって、引っ越しせざるをえなくなった。家の中の物も全て処分しました。私の穏やかな日々を返して欲しいです」──そう語るのは、都内在住の会社員女性Aさん(40代前半)。昨年9月に東京新聞社員に強制わいせつの被害を受けた女性である。

 警視庁は6月25日までに、東京新聞社員・浅野裕作容疑者(42)を強制わいせつ容疑で東京地検に書類送検し、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。浅野容疑者は昨年9月30日、都内のAさん宅で体を押さえつけて胸や下半身を触った疑いが持たれている。

 冒頭のAさんが悪夢の一夜を振り返る。

「もともと浅野さんの恋人女性とは親友で、彼女から紹介されたんです。浅野さんと彼女、そして私の3人で登山に行ったり、食事をしたりという関係でした。最初の印象は穏やかで自己主張の少ないタイプに見えました。でも、あの夜の彼は違いました。事件があった前夜は会社の飲み会があり、その後、深夜0時過ぎから浅野さんと彼女と3人で宅飲みをすることになったんです。コンビニで缶ビールや酎ハイを買って、部屋でワイワイ飲んでいました」

 宴は深夜2時過ぎまで続き、浅野容疑者と恋人女性は始発で帰るため泊まっていくことになった。浅野容疑者用に床にヨガマットを用意し、彼の恋人女性とAさんはベッドで就寝。この後、予想もしなかった出来事が起きたという。

「私がウトウトしていると浅野さんがベッドに入ってきたんです。最初は隣で寝ている彼女が寝ぼけて密着してきたと思っていたんですが、手を握ってきたり胸を触ってきたりして、浅野さんだと気がつきました。助けを求めて隣の彼女の腕を引っ張りましたが、起きてくれなかった。抜け出そうともがいていたらうつ伏せになってしまい、今度は彼が上に覆い被さる形になって……。あまりの恐怖で声も出せず、体は硬直して動かなかった。

 あの日は短パンを履いていたのですが、その上から下半身をまさぐられ、裾から手を突っ込んで下着をずらして無理矢理指を入れられました。必死に体を捻って逃げようとしていたら、頭がベッドボードにぶつかって。その瞬間に浅野はスッと離れていきました。時間にして30分くらいの印象です」(Aさん)

関連キーワード

関連記事

トピックス

麻雀好きな一面もあった大山のぶ代さん
「追っかけリーチでハネ満」「関取から清一色をロン」大山のぶ代さん、週刊ポストの「有名人麻雀大会」で見せていた“勝負師の顔”
週刊ポスト
10月17日、東京・世田谷区の自宅で亡くなった西田敏行さん(時事通信フォト)
《俳優・西田敏行さん逝去》訃報を受けて一番に供花を届けた「共演女優」 近隣住民が見ていた生前の様子
NEWSポストセブン
現地時間の16日、ホテルから転落し亡くなったとみられている「ワンダイレクション」元メンバーのリアム・ペイン(31)。通報を受けて警察が駆けつけた際には、すでに蘇生の余地もない状態だったという(本人SNSより)
《目撃証言》「ワン・ダイレクション」ペインさんが急逝…「元婚約者」とトラブル抱え、目撃された”奇行”と部屋に残されていた”白い粉”
NEWSポストセブン
ワールドシリーズMVPも視野に
《世界一に突き進む大谷翔平》ワールドシリーズMVPに向けて揃う好条件「対戦相手に天敵タイプの投手がいない」、最大のライバルは“ドジャースの選手”か
週刊ポスト
「応援していただいている方が増えていることは感じています」
【支持者が拡大中!?】斎藤元彦・前兵庫県知事インタビュー「街頭で、若者からの支持を実感しています」
NEWSポストセブン
コンビ名はどうするのか(時事通信フォト)
「変えなくていいのか?」ジャングルポケット・斉藤慎二 残された2人を悩ます「コンビ名問題」
週刊ポスト
芸歴66年を迎えた石坂浩二
【石坂浩二ロングインタビュー】27才での大河ドラマ主演を振り返る「特別な苦労は感じなかった。楽しい思い出ばかりでした」
女性セブン
合法的な“落選運動”のやり方(イメージ。時事通信フォト)
【“裏金議員”の落とし方】公選法の対象外となる合法的な“落選運動”の注意点 「組織でやるのはNG」「根拠となる事実を提示」
週刊ポスト
10月17日、東京・世田谷区の自宅で亡くなった西田敏行さん
《逝去》西田敏行さん、杖と車椅子なしでは外出できなかった晩年 劇場版『ドクターX』現場が見せていた“最大限の配慮”
NEWSポストセブン
グラビアアイドルとしてデビューした瀬戸環奈さん(撮影/カノウリョウマ)
【SNSで話題の爆美女】1000年に一人の逸材・瀬戸環奈が明かす「グラビア挑戦を後押しした“友人の言葉”」
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第16回】79歳の父親から「好きな人ができた」と突然の告白 相手のことが気になる…どうすべき?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 「石破茂は保守かエセか」大論争ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「石破茂は保守かエセか」大論争ほか
NEWSポストセブン