渡部建

セミナー後のパーティーでは、サインをしたりツーショット撮影をしたりと、ファンサービスに励んでいた渡部

「いまめっちゃ稼いでる」

 トークが興に乗ってきたのか、中盤を過ぎると、渡部の弁舌はますます冴えわたり、話は現在のお笑い界の人気芸人たちに及ぶ。

「(明石家)さんまさん、松本(人志)さん、上田(晋也)さん、有吉(弘行)さん……と実名を挙げて、『今のバラエティ番組の人気司会者には一つの大きな共通点があって、これは“面白い”とか“司会が上手い”とかじゃなくて、“めちゃくちゃ笑い上戸”。他の出演者や、観覧のお客様が笑ってくれなくても、さんまさんが笑ってくれるっていう“心理的安全の担保”があるから番組を任せられる』と、かなり突っ込んだ分析をしていました」(同前)

 不動産の投資詐欺などがニュースで取り沙汰されることもあることから、主催者からの「芸人界隈でも投資詐欺が多い?」という質問に、渡部が神妙な面持ちで「今表に出ているのは氷山の一角でかなりやられている人いますね」と答えるシーンもあったという。

 トークセッションが終了した後は、アフターパーティーと銘打った立食パーティーが開催された。

「パーティーの間、渡部さんは持参した、昨年11月に出版した自著『超一流の会話術』を手に、サインをしたり、ツーショット撮影をしたりと、ファンサービスに励んでいました。その間『講演のご依頼もお待ちしてますので。あと、グルメオンラインサロン月額もすごい安いので後で声かけてください』と必死で勧誘していらして。会の冒頭で4月に第2子が生まれたばかりなので稼がなくてはならないというお話をされていたので、頑張っているんだなぁ、と感心しました」(同前)

 渡部を知る芸能関係者はこう話す。

「渡部さんの著書は、Amazonの『ビジネスコミュニケーション』のカテゴリで一時ベストセラーランキング1位となるなど、売り上げは好調。また、企業からの講演会の依頼も多く、親友の有吉さんが自身のラジオ番組で『いまめっちゃ稼いでる』と明かしていたほどです。ただ、それでも本人は『どうしても地上波の番組に復帰したい』という気持ちが強いようで、現在も復帰の道を模索しているそうです」

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