不倫がここまで広く影響を及ぼしたことがかつてあっただろうか。広末涼子(42)とミシュラン一つ星レストランシェフ・鳥羽周作氏(45)の一連の不倫騒動のことである。
6月26日、嵐の活動を休止中の二宮和也(40)と中谷美紀(47)、大沢たかお(55)がトリプル主演する10月スタートのフジテレビ系月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』の制作が発表された。
3人ともに記念すべき月9初主演となる今作は、クリスマスイブというたった1日の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。3人の物語が同時並行で進行するオムニバス形式で、次第に絡み合ってくるという展開だ。あるテレビ局関係者はこう話す。
「今年秋最大の注目作。連ドラには滅多に出ない大沢さんと、大ヒット作『JIN-仁-』(2009年)以来の中谷さんとの共演。二宮さんも『今まで見たことのないタイプのドラマ』と並々ならぬ意気込みです。だからこそもったいない……」
こう肩を落とすのには理由がある。実はあるキャストがひっそりと降板していたというのである。
「広末さんも重要な役で出演する予定でした。もちろん不倫騒動で無期限謹慎になっているので、今作も降板されました」
広末の不倫スキャンダルが勃発したのは6月7日。『週刊文春』に鳥羽氏との不倫疑惑が報じられて一度は否定するも、翌週14日に2人の”交換日記”の流出が分かると一転、認めて謝罪。所属事務所は、広末の芸能活動を無期限謹慎処分とした。
一時は終息の兆しを見せたが、夫のキャンドル・ジュン氏(49)が、まさかの単独行動に出た。4日後の18日に自らで記者会見を開いて、別居中であることを告白。さらに、広末の過去の不倫や精神の不安定さまで暴露した。
すると、対抗するかのように広末も動いた。20日に『週刊文春』編集部に直接の電話をかけて、当初不倫を認めなかった対応について「私の考えとは違うものを出されてしまった」と話し、所属事務所と夫が結託しているのではとの不信感まで口にした。
まさに泥沼。しかし、それでもまだまだ終わらない。26日には、今度は『週刊女性PRIME』が、キャンドル氏の元スタッフ男性へのパワハラ疑惑を報じたのだ。