DeNAで16年間プレーし、2021年からアメフトに転身した石川雄洋(たけひろ・36)。神奈川県相模原市に拠点を置くクラブチーム・ノジマ相模原RISEで2年間プレーし、昨年限りで現役引退した。現在は解説業の傍ら、アマ野球の指導者として活動している。
石川がアメフトのキャリアに区切りをつけることを発表したのは今年1月。自身のInstagramで、「報告があります。シーズン前ではありますこのタイミングでnojima相模原RISE、アメリカンフットボールを引退します。説明は長くなるのでしませんが、プロ野球16年、アメフト2年の18年間のスポーツ人生が終わります」と綴った。この突然の報告にSNSではねぎらいの声とともに、「一体なぜ?」という疑問の声も寄せられていた。
実は昨年のシーズンが終わった後、同クラブの石井光暢GMとの面談で今季もプレーする意向を伝えていた。1年目の2021年はXリーグデビューを果たした開幕・富士通フロンティアーズ戦に途中出場し、24ヤードのパスキャッチを記録。大きなインパクトを与えた。公式戦3試合に出場したが、昨年は不完全燃焼だった。3試合に出場して0キャッチ。目標としていたタッチダウンを奪うことはできなかった。石川はこう振り返る。