《私の大好きな戸田恵梨香だったり、唐田(えりか)だったり、(有村)架純ちゃんだったりを守っていけるのかって思ったときに凄く不安になったんですね》。泥沼不倫が世間を騒がせている最中に、『週刊文春』の記者に直電し、広末涼子(42才)がそう吐露したことを報じられた。当初不倫を否定したのは事務所の指示によるものだったと明かしながら、同じ事務所に所属する後輩女優の名を挙げ、マネジメントへの不信感を明かした。しかし、飛ぶ鳥を落とす勢いの“後輩女優”の名前は、無視されたかのように抜け落ちていた。
広末と人気シェフ・鳥羽周作氏(45才)の不倫騒動の余波が収まらない。単独会見を開き「良き妻で最高の母」と広末を擁護した夫のキャンドル・ジュン氏(49才)には、過去の不倫疑惑や暴力行為のほか、スタッフに異常な低賃金での過酷労働を強いたといった告発が、『週刊女性』で報じられた。
対する鳥羽氏は、長野県に新規オープンした自身の店で、ジュン氏に対して「クソっすよ、あいつは」「マジでああいうやつは抹殺された方がいいですよ」などと怒りをブチまけたことが『東スポWEB』で報じられた。
騒動の発端である広末自身は無期限謹慎に突入し、出演が内定していた今年10月クールの月9ドラマ(フジテレビ系)の降板が決まったという。しかし、仕事がなくなったことに広末自身はさほどダメージを受けていないようだ。
「広末さん本人には女優業への復帰だけでなく、芸能活動再開への意思自体がなさそうなのです」(芸能関係者)
それというのも、文春記者への直電で広末が事務所批判を繰り返していたからだ。その言葉は、デビュー当時から広末を見守り続けてきた事務所社長に向けられていた。
「芸能界に入ったとき、広末さんはまだ14才。高知から上京した彼女を最初のマネジャーとして支えたのが、いまの事務所の社長です。2人のつきあいは約30年になります。広末さんにとって恩人であり、育ての親のような存在と言えるでしょう。広末さんがトラブルを起こすたび、社長は広末さんをかばい、あちこちに頭を下げてきました。広末さんがこれまで芸能活動を続けてこられたのも、この社長がいたからです」(前出・芸能関係者)
だがその恩人に、広末は牙をむいた。
「いまでは直接のやりとりもままならないと聞きます。広末さんの恩人である芸能事務所『芸映』の元社長・市原稔氏(享年78)が6月23日に亡くなった際も、事務所社長はそのことを広末さんに伝えなかった。知人のマスコミ関係者から訃報を聞いた広末さんは、慌てて供花を贈ったそうです」(前出・芸能関係者)
亀裂の背景には、騒動の対応への不満以上のものがあったのかもしれない。冒頭の直電で、広末がスルーしたのが田中みな実(36才)だった。広末と同じ事務所に2020年8月から所属している田中は、いま、女優としての活躍の場を一気に広げている。
今年3月放送の『悪女について』(NHK)で連続ドラマ初主演を担ったのを皮切りに、4月クールの『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)で“サレ妻”を熱演。この7月からは『ばらかもん』(フジテレビ系)でシングルマザー役に挑戦する。来年放送の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)の出演も内定しているという。