芸能

「不倫話はくだらないと言う女性も実は不倫のプレーヤー」世の女性たちが明かした不倫事情

広末涼子とキャンドル・ジュン氏。

広末涼子とキャンドル・ジュン氏。

 世間を大いに騒がせた広末涼子の不倫騒動。世の女性たちはどう感じていたのだろうか。体験取材を得意とする女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子氏が、周囲の女性たちの“不倫観”について綴る。

 * * *
「ホント、不倫スキャンダルってくだらない。知らない夫婦のことで日本中が大騒ぎする意味がわからない!」などと、ホリエモンほかネットの論客たちは口を揃えて広末涼子の騒動を吐き捨てている。

 彼らだけじゃない。時給850円で働く地方のパート主婦や年若い女性も「関係ないじゃん」と言うんだよね。「人の噂話しか楽しみがない人って、よほどヒマか、自分のダンナに不倫されたことがあるかじゃないの!? それでつい燃えちゃうんじゃない?」。彼女たちの意見をまとめるとこんな感じだ。

 そうかと思えば、「ちょっと聞いた聞いた~?」と興奮気味に駆け寄ってくる人もいる。「人の不倫、大好物」という一派よ。ずいぶん昔、40代半ば頃、私はその両派に顔を出していたことがあるの。

 ひょんなことで知り合ったエレクトーン講師のA香さん(当時41才)から発表会に「ぜひ来て」と誘われたのよ。発表会の後の食事会にも参加した。そこで私がライターをしていると言うと、総勢15人のママたちが後日、個々に、または小グループで「聞いてほしいことがある」とお茶に誘ってきたの。

 私がまず仲よくなったのは、「人の不倫、大好物」の人たち。彼女たちは話題が豊富だけど、他人の噂話に反応しているだけだから話が浅い。私はすぐに興味を失った。

 逆に面白かったのは、「不倫話、くだらない」と高飛車に言い放っていた人たちよ。話を聞けば、彼女たちがそう言うのもよくわかる。自分が不倫のプレーヤーだったんだもの。そりゃあ、外野の野次なんか聞きたくもないって。

 A香さんもそうだったの。彼女は両親の住む都心の実家で娘と暮らしていてね。中国に単身赴任している一流企業勤務の夫からは月々の生活費を振り込んでもらい、彼女は娘の写真と近況を定期的に送っていた。「夫と会いたいかって? 別にぃ。うちの夫婦関係なんかとっくに終わっているわよ」とA香さんは公言していた。

 でも、実は18才から交際しているダブル不倫の彼氏(通称・クマさん)がいることは、誰にも知られていない。泊まりがけのデートのときは、小学2年生の娘には適当なことを言って取り繕っていたそう。その娘もだんだんと勘づいたのか、日帰りデートについてくるようになって、「ママはパパよりクマさんの方が好きなんでしょ?」と顔を覗き込んだりしたという。

 そのクマさんに私は会った、というか、「あなたにはわかってほしいから」とA香さんに会わされた。クマさんはA香さんと結婚できなかった事情をポツポツと話しながら、何度も「オレに覚悟がなかったから」と頭を垂れていたっけ。

 誰に対する後ろめたさか、A香さんはA香さんで、「これも運命。仕方なかったのよ」と言いながらも、誰かに話さずにいられなかったんだろうね。

 彼女だけじゃない。わが身の不倫を私に打ち明けたママたちは、結婚生活のムリやひずみを不倫で穴埋めしているように見えたんだわ。

関連記事

トピックス

同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
入場するとすぐに大屋根リングが(時事通信フォト)
興味がない自分が「万博に行ってきた!」という話にどう反応するか
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン