芸能

広瀬すず、杉咲花、清原果耶のトリプル主演映画、ロケ車が大破事故 プロデューサーや監督は大けが、公開は大幅延期も

広瀬すずらが主演する映画の監督・土井裕泰氏(写真右)が事故に巻き込まれた(写真は5月中旬)

広瀬すずらが主演する映画の監督・土井裕泰氏(写真右)が事故に巻き込まれた(写真は5月中旬)

「第一報を聞いたとき、広瀬さんは小さく悲鳴をあげ、そのまましばらく言葉が出なかったそうです。広瀬さんと共にトリプル主演する、杉咲さん、清原さんも事故について聞かされた直後は、相当なショックを受けていました」(映画関係者)

 NHK連続テレビ小説で主演経験のある、広瀬すず(25才)、杉咲花(25才)、清原果耶(21才)。そんな旬の演技派女優3人が主演する映画が、予期せぬ事故によって“公開危機”に陥っているという。壮絶な事故が起きたのは、撮影が順調に進んでいた6月初旬のことだった。

「地方でのロケを終えた帰路のことでした。監督やプロデューサーが乗り込む6人乗りの車が都内に向けて走行していたところ、対向車線を走行していたトラックが突然、車線をはみ出してきたそうです。車は避ける間もなく、トラックが車両の右側に衝突。右側の座席に座っていた3人が大けがを負いました」(前出・映画関係者)

 けがを負ったのは、TBSに所属する土井裕泰監督(59才)、車のハンドルを握っていたプロデューサー、カメラマンの3人だった。

「プロデューサーは眼窩底骨折をしており、あわや失明の危機でした。土井監督も肋骨を骨折し、肺を損傷。一時は命が危ぶまれたほどでした。いちばん重傷だったのはカメラマンで、複数箇所を骨折し、リハビリに時間がかかりそうといわれています。本当に間一髪というか、3人とも命を落としていてもおかしくないような状況でした」(前出・映画関係者)

 広瀬らは別の車両で移動しており、出演者にけが人はなかったという。

「土井監督は骨折の影響で発声すると痛みがあるため、会話もままならないほどでした。幸い意識ははっきりしているので、筆談でコミュニケーションを取っていたと聞いています。ほかの2人も少しずつ回復に向かっているとのことで、関係者たちは『無事でよかった』と胸をなで下ろしている。広瀬さんたちもホッと一安心というところでしょう。事故後、広瀬さんたち3人で監督たちにお見舞いのメッセージを贈ったそうです」(前出・映画関係者)

子役たちが復帰を待てない

 その映画のタイトルは『片思い世界』。広瀬ら3人がトリプル主演するということに加え、注目を集めているのが脚本家の坂元裕二さん(56才)と土井監督のタッグだ。

 坂元さんは公開中の映画『怪物』の脚本を手がけ、5月のカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したばかり。一方、土井監督はこれまでにドラマ『ビューティフルライフ』や『カルテット』、『逃げるは恥だが役に立つ』(すべてTBS系)など数々のヒット作を手がけ、“TBSのエース監督”と称されている。

「同世代で同じくTBSの福澤克雄さんが、熱くダイナミックな演出で『半沢直樹』シリーズなどをヒットに導いたのとは対照的に、土井さんは繊細な描写が持ち味。ラブストーリーやヒューマンドラマ、サスペンスまで幅広くヒット作を残しています。もともと映画好きでしたが、学生時代は早稲田大学の劇研に所属し、自ら舞台に立っていた経験もあるんです」(TBS関係者)

関連記事

トピックス

“令和の小泉劇場”が始まった
小泉進次郎農相、父・純一郎氏の郵政民営化を彷彿とさせる手腕 農水族や農協という抵抗勢力と対立しながら国民にアピール、石破内閣のコメ無策を批判していた野党を蚊帳の外に
週刊ポスト
緻密な計画で爆弾を郵送、
《結婚から5日後の惨劇》元校長が“結婚祝い”に爆弾を郵送し新郎が死亡 仰天の動機は「校長の座を奪われたことへの恨み」 インドで起きた凶悪事件で判決
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬・宮城野親方
【元横綱・白鵬が退職後に目指す世界戦略】「ドラフト会議がない新弟子スカウト」で築いたパイプを活かす構想か 大の里、伯桜鵬、尊富士も出場経験ある「白鵬杯」の行方は
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン