天皇皇后両陛下のインドネシア訪問(6月17~23日)を皮切りに、今夏から、皇室の海外訪問が活発化する。
「秋篠宮家の次女・佳子さまは8月にペルーへ、秋篠宮ご夫妻は9月にベトナムへのご訪問を調整中です。今年に入ってから、ご夫妻と佳子さまが3人おそろいのご様子を拝見したのは、1月の『関東東海花の展覧会』の1回のみです」(宮内庁関係者)
日系移民の多いペルーは、長らく秋篠宮ご一家が関係を大切にされてきた国のひとつである。2013年、ご夫妻と眞子さん、佳子さまがそろって外交関係樹立140年を記念した民族音楽の演奏会(東京)に出席され、翌2014年にはご夫妻がペルーを含む南米を訪問された。そして、2019年には眞子さんが単独でペルーとボリビアを訪問。これが、皇族としての眞子さんの最後の海外訪問となった。
「今回は佳子さまが単独で訪問されます。眞子さんから引き継いだとも言えますが、実際には、“秋篠宮ご夫妻が行けないから”なのでしょう。ご夫妻がアメリカ大陸方面に行かれれば、眞子さん、小室圭さんとの関係が再びクローズアップされかねません。ご夫妻にはナーバスな思いも少なからずあるでしょう。ただでさえ、いまは佳子さまとの別居問題のドタバタが注目されている渦中ですから……」(前出・宮内庁関係者)
6月30日、秋篠宮家の側近である「皇嗣職」と、国有財産や皇族方のお住まいなどを管理する「管理部」の連名で、宮内庁により「秋篠宮邸改修について」という文書が公開された。
「現在、秋篠宮ご夫妻の元を離れて、佳子さまはひとり暮らしをされているそうです。ご夫妻と悠仁さまは昨年9月に完成した『秋篠宮邸』に、佳子さまはそこから50mほど離れた『旧御仮寓所』に住み続けられているといいます。御代がわりに伴う秋篠宮邸の改修工事中の仮住まいに、まだ住み続けられている、ということです。
宮内庁は昨年11月末時点で、“ご一家は2022年度内に秋篠宮邸に引っ越しをされる”、旧御仮寓所については“仮住まい終了後は収蔵庫や職員の事務室として使用する”としていました。しかし、結果的に佳子さまのために旧御仮寓所に私室部分の機能を残し、佳子さまは引っ越しをされず。今回の文書で当時の説明が虚偽であったことが判明した形です」(皇室記者)
本誌『女性セブン』は2023年1月16日発売号で「別居」をスクープ。その際、宮内庁に問うと、「殿下方が御本邸(秋篠宮邸)に移られた後も、(旧御仮寓所に)私室部分の機能を一部残す」と、当初から計画が変更されたことは認めたが、私室部分の具体的な使い方は「私的な事柄」と隠した。それを半年以上経った今回、隠し切れなくなったのか、公表に踏み切ったのだ。
「指摘を受けてから公式発表まで約半年の時間を要したことは、国民に不信感を抱かせたと批判されても仕方ありません。また、文書では、別居の理由を《秋篠宮邸の改修規模を縮減し経費を節減するとの基本方針に基づいて決めた》としていますが、実態はあいまいです」(前出・皇室記者)