松本人志と中居正広がMCを務めるトークバラエティ番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)。16日には総集編の放送が予定されている。放送が始まってわずか2か月強での総集編放送は異例といっていい。どんな事情があるのか。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。
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今年4月30日に日曜21時台でのレギュラー放送がスタートした『まつもtoなかい』(フジテレビ系)。ここまでの放送では、初回の香取慎吾さんをはじめ、他番組では見られないゲストやトークがしばしばネット上の話題を集めてきました。
16日の放送は“未公開・総集編”。その内容は、「香取慎吾・上沼恵美子・岡田准一・小栗旬・北川景子・有村架純・さだまさし・石川佳純…超豪華ゲストとの未公開トーク大公開!中居と香取6年ぶり共演の舞台裏も」などと明かされています。
ここで気になるのは、同番組のスタートから、まだ約2か月あまりで計11回しか放送されていないこと。半年間から1年間、あるいは数年間などの期間を空け、改編期や年末などで放送されることの多い「“未公開×総集編”は早すぎるのでは?」という声が挙がっているのです。
実際、前回放送のエンディングで“未公開×総集編”の次回予告が流れたとき、ネット上には「楽しみ」「もっと見たいと思ってた」という期待の声とともに、「ネタ切れか」「レギュラー化は無理だったのかも」などゲストのキャスティングに関する否定的な声が挙がっていました。
この早く時期外れな“未公開×総集編”の背景にはどんなことがあるのでしょうか。
香取慎吾のトークは1時間30分収録
『まつもtoなかい』は今春の新番組で最大の目玉だったため、筆者は放送開始前の段階から関係者数名に聞き込みを続けていました。その関係者の声を聞く限り、初回から現在に至るまで、他番組以上にさまざまな努力や配慮を重ねてきたことは間違いなさそうです。
なかでも「最も難しい」と聞いたのは、やはりトークゲストのキャスティング。番組への興味や視聴率に直結するものであるとともに、「松本人志さんと中居正広さんのダブルMCにふさわしい人」という観点からも、キャスティングのハードルが高いようです。