芸能

ネタ切れ?『まつもtoなかい』、スタート2か月強でもう総集編を放送する事情

好調『まつもtoなかい』の今後の課題とは?

『まつもtoなかい』はなぜ総集編を?(公式HPより)

 松本人志と中居正広がMCを務めるトークバラエティ番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)。16日には総集編の放送が予定されている。放送が始まってわずか2か月強での総集編放送は異例といっていい。どんな事情があるのか。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 今年4月30日に日曜21時台でのレギュラー放送がスタートした『まつもtoなかい』(フジテレビ系)。ここまでの放送では、初回の香取慎吾さんをはじめ、他番組では見られないゲストやトークがしばしばネット上の話題を集めてきました。

 16日の放送は“未公開・総集編”。その内容は、「香取慎吾・上沼恵美子・岡田准一・小栗旬・北川景子・有村架純・さだまさし・石川佳純…超豪華ゲストとの未公開トーク大公開!中居と香取6年ぶり共演の舞台裏も」などと明かされています。

 ここで気になるのは、同番組のスタートから、まだ約2か月あまりで計11回しか放送されていないこと。半年間から1年間、あるいは数年間などの期間を空け、改編期や年末などで放送されることの多い「“未公開×総集編”は早すぎるのでは?」という声が挙がっているのです。

 実際、前回放送のエンディングで“未公開×総集編”の次回予告が流れたとき、ネット上には「楽しみ」「もっと見たいと思ってた」という期待の声とともに、「ネタ切れか」「レギュラー化は無理だったのかも」などゲストのキャスティングに関する否定的な声が挙がっていました。

 この早く時期外れな“未公開×総集編”の背景にはどんなことがあるのでしょうか。

香取慎吾のトークは1時間30分収録

『まつもtoなかい』は今春の新番組で最大の目玉だったため、筆者は放送開始前の段階から関係者数名に聞き込みを続けていました。その関係者の声を聞く限り、初回から現在に至るまで、他番組以上にさまざまな努力や配慮を重ねてきたことは間違いなさそうです。

 なかでも「最も難しい」と聞いたのは、やはりトークゲストのキャスティング。番組への興味や視聴率に直結するものであるとともに、「松本人志さんと中居正広さんのダブルMCにふさわしい人」という観点からも、キャスティングのハードルが高いようです。

関連記事

トピックス

6月3日に亡くなった長嶋茂雄さんとの写真を公開した大谷翔平(公式インスタグラムより)
《さようなら長嶋茂雄さん》大谷翔平から石原裕次郎まで、誰からも愛された“ミスター”の人生をスターたちとの交流で振り返る 
女性セブン
人気インフルエンサーがレイプドラッグの被害者に(Instagramより)
《海外の人気インフルエンサーが被害を告発》ワインに“デートレイプドラッグ”が混入…「何度も嘔吐し、意識を失った」「SIMカードが抜き取られていた」【オーストリア】
NEWSポストセブン
『激レアさんを連れてきた。』に出演するオードリー・若林正恭と弘中綾香アナウンサー
「絶対にネタ切れしない」「地上波に流せない人もいる」『激レアさんを連れてきた。』演出・舟橋政宏が明かす「番組を面白くする“唯一の心構え”」【連載・てれびのスキマ「テレビの冒険者たち」】
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平が帰宅直後にSNS投稿》真美子さんが「ゆったりニットの部屋着」に込めた“こだわり”と、義母のサポートを受ける“三世代子育て”の居心地
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
現場には規制線がはられ、物々しい雰囲気だった
《中野区・刃物切りつけ》「ウワーーーーー!!」「殺される、許して!」“ヒゲ面の上裸男”が女性に馬乗りで……近隣住民が目撃した“恐怖の一幕”
NEWSポストセブン
シンガポールの元人気俳優が性被害を与えたとして逮捕された(Instagram/画像はイメージです)
避妊具拒否、ビール持参で、体調不良の15歳少女を襲った…シンガポール元トップ俳優(35)に実刑判決、母親は「初めての相手は、本当に彼女を愛してくれる人であるべきだった」
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ犯から殺人犯に》「生きてたら、こっちの主張もせんと」八田與一容疑者の祖父が明かしていた”事件当日の様子”「コロナ後遺症でうまく動けず…」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「本人にとって大事な時期だから…」中居正広氏の実兄が明かした“愛する弟との現在のやりとり”《フジテレビ問題で反撃》
NEWSポストセブン
現在、闘病中の西川史子(写真は2009年)
《「ありがとう」を最後に途絶えたLINE》脳出血でリハビリ中の西川史子、クリニックの同僚が明かした当時の様子「以前のような感じでは…」前を向く静かな暮らし
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「兄として、あれが本当にあったことだとは思えない」中居正広氏の“捨て身の反撃”に実兄が抱く「想い」と、“雲隠れ状態”の中居氏を繋ぐ「家族の絆」
NEWSポストセブン