「かき氷ってこんなにおいしく進化しているんですね。驚きました(笑い)。ぼくにとって夏といえば“蝉の声”。(出身地の)九州はジージーって鳴くアブラゼミが多かったので、ドラマやアニメでミーンミーンって描かれるのが不思議だったんです。上京して、蝉って本当にそう鳴くんだって知りました」
もともと強豪校の副キャプテンとして甲子園を目指していた水上。夏と太陽が似合う彼が、話題の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』でライフセーバー・早川宗佑役を演じている。
「彼はいつも命に向き合っているからこそ、一瞬一瞬を大事に、目の前のことに向き合える人物。なんとなく生きることはしたくない、というところは本当にそうだなと思います。
ぼく自身も新たに本名で活動を始めて、いろいろな選択肢がある中から自分で決めるという当たり前のことをやり始めているんですが、やりたいことがたくさんあっても体は1つしかなくて……。だからこそ、目の前のやりたいことをやっていくことがいちばん大切なんだと感じますね」
賑やかな撮影の合間は、読書でクールダウンするのが習慣になっているそう。
「いまは『日本人のものの見方〈やまと言葉〉から考える』を読んでいます。言葉の由来がわかって楽しいですよ」
硬派で好青年、知性派。これからも進化し続ける水上の姿に驚かされることになりそうだ。
■上原食堂
■住所:東京都新宿区荒木町7-14 AXAS四谷三丁目101
■営業時間:11時半〜19時
■休:不定休
【プロフィール】
水上恒司(みずかみ・こうし)/1999年生まれ。福岡県出身。2018年にドラマ『中学聖日記』(TBS系)で主人公の相手役に抜擢され俳優デビュー。以降、大河ドラマ『青天を衝け』(NHKほか)や映画『死刑にいたる病』(2022年)などに出演。レギュラー出演中のドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)が現在放送中。
※女性セブン2023年8月3日号