はだしでサンダルを履いたり、靴の中が蒸れることの多い夏は、靴を脱いだときの嫌なにおいが気になるもの。臭気判定士でにおい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんは言う。
「足は汗をかきやすい上、靴を履くので足から出た汗と皮脂が靴に残りやすいんです。
これを防ぐために、靴を履く前に靴用の消臭剤を靴の中にふりかけておきましょう」(石川さん・以下同)
数ある靴用の消臭剤の中でも石川さんのおすすめは、パウダータイプのもの。
「パウダータイプは靴のにおい成分を吸着させる働きがあるので、靴だけでなく、足そのもののにおいも抑えられます。外出先で靴を脱ぐ予定がある場合は、携帯用パウダーをバッグに入れて持参し、脱いだときにさっとふりかけるといいでしょう」
また、足のにおいを防ぐためには、ふだんからのフットケアも欠かせない。
「足の角質は、においの原因になります。爪、指の間は汚れがたまりやすいので、石鹸をよく泡立てて、手の指を使って念入りに洗いましょう」
また、履いた靴はすぐに下駄箱にしまわないことが重要と『エステー』研究員は言う。
「しばらく干して、湿気を取り除いてからしまうことで、においの発生を抑えることができます。下駄箱内に置き型タイプの脱臭剤や除湿剤を使用するのもおすすめです」(エステー研究員)
【足のにおい対策5か条】
・洗う前に足をお湯につける
・足裏の硬い角質はフットブラシなどで取り除く
・爪や指の間は手の指を使って洗う
・靴に靴用の消臭パウダーをかけておく
・履いた靴はシューズドライヤーで乾かす
【足のにおいにおすすめ!】価格は編集部調べ
パフタイプで5〜6回叩いて塗布するだけで、足と靴の消臭ができる。『メディシューズ』2200円/ねこのかぎしっぽ
靴にホースをセットするだけで、脱臭・乾燥する。軽くてコンパクトなので、置き場所にも困らない。『脱臭くつ乾燥機 カラリエSD-C2-W』7240円/アイリスオーヤマ
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2023年8月3日号