キャンディーズ、小泉今日子、河合奈保子、松田聖子、早見優…昭和アイドルの夏ソングはなぜ今も心に残るのか
河合奈保子
キャンディーズ『暑中お見舞い申し上げます』(1977年)。郵政省の暑中見舞い葉書のCMソングに起用された
キャンディーズ
榊原郁恵『夏のお嬢さん』(1978年) 20.2万枚。7枚目のシングルとして1978年7月にリリースされた、自身最大のヒット曲。同年末のNHK『紅白歌合戦』にはこの曲で初出場。桑田佳祐はじめ、数々のアーティストがカバーしている
榊原郁恵
小泉今日子『渚のはいから人魚』(1984年) 33.1万枚。初のオリコン週間チャート1位を獲得した9枚目のシングル。サビの「ズキンドキン」で多くの男子を虜にし、「花の82年組」と呼ばれるアイドル黄金世代のトップに躍り出た
小泉今日子
河合奈保子『スマイル・フォー・ミー』(1981年) 26万枚。5枚目のシングル。リリースした年の10月に事故で腰椎を骨折。初出場となったNHK『紅白歌合戦』ではコルセットを着けて、紅組トップバッターとして歌い上げた
松田聖子『青い珊瑚礁』(1980年)60.2万枚。2枚目のシングル。ブレイクのきっかけとなった初期の代表曲で、当時人気の歌番組『ザ・ベストテン』(TBS系)で1位を獲得。2021年のデビュー40周年の際にはセルフカバーを発表した
松田聖子
早見優『夏色のナンシー』(1983年)26.8万枚。自身最大のヒットとなった5枚目のシングル。ハワイ育ちという明るいキャラクターを生かしたポップな曲調で、本人が出演する「コカ・コーラ」のCMソングに起用された
早見優
松本伊代『センチメンタル・ジャーニー』(1981年)34.2万枚。34万枚の大ヒットとなったデビュー曲。歌詞には「伊代」という単語が出てくるが、のちに本人は「自分のことを伊代と言わないから恥ずかしかった」と語っている
松本伊代
安西マリア『涙の太陽』(1973年)30万枚。デビューシングル。30万枚を超える大ヒットを記録し、同年の日本レコード大賞で新人賞を受賞した。抜群のプロポーションを活かしてグラビアでも活躍した
安西マリア
石野真子『この夏いただき』(1979年。アルバム収録曲)デビュー翌年に発売された3枚目のアルバム『MAKO III』収録曲。夏をテーマにした楽曲が揃えられるなか、同曲は好きな人を前に背伸びする女性の心情を表現して多くのファンのハートを掴んだ
石野真子
堀ちえみ『夏色のダイアリー』(1983年)13.7万枚。6枚目のシングル曲。『ザ・ベストテン』、『ザ・トップテン』(日本テレビ系)でランクインを果たすなど、ストレートな夏の歌として評価が高い
堀ちえみ
大場久美子『夏の恋風』(1978年)(アルバム収録曲)。1stアルバム『春のささやき』収録曲。ラテンムード漂う楽曲で、独特の歌声はキャッチフレーズ「一億人の妹」にふさわしく、思わず守りたくなるような危うさと儚さを感じさせる
大場久美子
桜田淳子『十七の夏』(1975年)40.4万枚。11枚目のシングル。他の一連のヒット曲とともに、同年の『日本レコード大賞』大衆賞を受賞した。オリコン週間チャートでは2位にランクイン。40万枚の売上を記録している
桜田淳子