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伍代夏子が提言「なぜ一緒に避難できないのか?」ペットとの「同室避難」へ理解を!

伍代夏子(右)とうささん(左)

ペット同室避難の必要性を訴える創作家のうささん(左)と、「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」アンバサダーに就任した伍代夏子(右)

 なつこ=725の語呂合わせから7月25日が「伍代夏子の日」に登録されたことを記念してこの日、伍代夏子が都内でライブを行った。日本記念日協会に申請しており、それが認められたという。

 代表曲『忍ぶ雨』や新曲『時の川』に加えてカバー曲も披露し、MCでは幼少期を振り返るトークも。大人になったら両親に家を贈るのが夢だった話をして、小坂明子の『あなた』を歌うと声を詰まらせた伍代──実は昨年に母親を亡くし、この7月11日に父親を見送ったばかりとあって、両親を偲んで涙ながらに歌い上げた。

《もしも私が家を建てたなら》で始まる『あなた』だが、自身が両親のために建てたかったのは「日当たりのいい縁側があって、庭にはいっぱい動物がいるような家」だったと明かした。自宅で遊ぶことが好きな伍代のため、犬やリス、インコ、ミドリガメ、ヒヨコなどを飼う賑やかな家庭で育ったという。家族の幸せな記憶にはいつもたくさんの動物たちがいたのだ。

 そんな動物好きな伍代はライブ後、「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」アンバサダーに就任したことを発表した。

 これは災害時などに飼い主とペットが一緒に避難できる環境を目指す取り組みで、発足のきっかけとして名称にも使われている、愛犬の陸くんの名を挙げた。

 1999年に杉良太郎と結婚してからは、ペットと遠ざかっていたが、2021年に喉のジストニア(痙攣性発声障害)と診断されたことを機に昨春から陸くんを飼い始めた。記者会見で伍代はこう語った。

「カニンヘンダックスフンドといって、ミニチュアダックスよりも小さな小型犬です。声が出なくなって不安だった時に、陸が来てくれて本当に救われました。主人も溺愛していますし、完全に家族の一員。今こうして歌えるのは陸のおかげです。もし被災したとして、陸を置いて避難することは考えられない」

 会見を終えると、ペット同室避難の必要性を訴える創作家のうささんと対談を行った。うささんは、東日本大震災で動物も犠牲になったことを受け、飼い主の脳裏に刻まれたペットの愛らしい姿を描いて、飼い主に無償で贈っている。震災の翌年にはその絵を集めた「災害で消えた小さな命展」を立ち上げ、動物たちも私たち人間と同じくひとつの尊い命であることを伝え続けてきた。

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