7月14日、女優の宮沢りえ(50)が、11月3日公開のアニメ映画『火の鳥 エデンの花』(西見祥示郎監督)で主人公・ロミ役の声優を務めることが発表された。原作はもちろん“漫画の神様”と謳われ、今も世界中で敬愛される巨匠・手塚治虫。その代表作にしてライフワークでもあった名作『火の鳥』全12編のうち、地球と宇宙の未来を描いた「望郷編」を7年という製作期間をかけてアニメーション映画化したという。また、動画配信サービス「ディズニープラス」で9月13日から世界独占配信されることも決まっている。配信版と映画版ではエンディングが異なるといい、注目度の高い作品になりそうだ。映画関係者が言う。
「近年は、多くのアニメ映画が興行収入100億円を突破していますが、規模感としてはそれらの映画以上に時間もお金もかかっている。声優陣も宮沢さんのほか、窪塚洋介さん(44)やイッセー尾形さん(71)ら著名人が多数参加されているので、話題性も高い。今年の映画の年末戦線の有力作品の1つになることは間違いありません」
『ぼくらの7日間戦争』にも声優として参加
主人公の声優を担当した宮沢は「時を超え、今を生きる私達に壮大なメッセージが、舞い降ります。それを受け止め、ロミという女性を演じるのは簡単では無かったけれど、観てくださった方が、今を生きている事、生きる先にある未来を感じてくださる作品になれば良いなぁと思います」とコメントを寄せた。女優として映画や舞台に精力的に出演してきた宮沢だが、前出の映画関係者は「声優としての需要も非常に高い」と語る。