テレビ業界は、春と秋が出会いと別れの季節。各局で秋の番組改編が発表され始める中、ある大物芸人の間にも“別れ”が訪れることになりそうだという。明石家さんま(68才)と今田耕司(57才)。プライベートでは、吉本興業所属の独身芸人で結成する「アローン会」の最高顧問と会長という親しい間柄だ。
「土曜23時からの時間帯で8年間続いた『マツコ会議』(日本テレビ系)が9月いっぱいで終了し、10月からは今田さんが司会を務める『アナザースカイ』がその枠に移動することが決定しました」(テレビ局関係者)
現在、フジテレビ系では、土曜23時10分から『さんまのお笑い向上委員会』が放送中だ。今田は準レギュラーとしてひな壇の前列左端、通称“キャプテン席”に座る重要な立場。さんまとの相性のよさを買われて、長らく番組の盛り上げ役を務めてきた。
しかし、自身のMC番組の移動で同番組と放送時間帯がかぶり、テレビ業界の暗黙のルールである「裏かぶり」を回避するため、今田の出演は難しくなるとされる。
「キャプテン席には蛍原徹さんらが座ることもありますが、さんまさんにとっては最も信頼する今田さんの離脱は残念な結果でしょう」(前出・テレビ局関係者)
今田は、すでにさんまに報告済みだという。
「“さんま兄さん、番組出られません”とお詫びしたそうです。降板ではなく、今後も『27時間テレビ』などの特番時には、出演することになるかと思います」(前出・テレビ局関係者)
もちろん、さんまも事情を熟知しており、快く送り出したという。
「若手時代は、バリバリのダウンタウン派だった今田さんですが、自分も司会を任されるようになってからは、浜田雅功さんとともに、さんまさんをお手本にしてきたと公言しています。番組収録を楽しむ姿勢が、自分の目指す理想のスタイルなんだそうです」(お笑い担当記者)
日本テレビに放送時間の変更について聞くと「番組編成の詳細についてはお答えしておりません」と回答。
一方のフジテレビは今田の出演について「制作の詳細についてはお答えしておりません」と答えた。
阿吽の呼吸でトークを回してきた2人の連携は、ひとまず9月で見納めとなりそうだ。
※女性セブン2023年8月17・24日号