いまや世界のスーパースターとなった大谷翔平選手が、プロ入り後の数年間を過ごしたのが関東地方。日本ハムファイターズの本拠地は北海道だが、2軍選手は千葉県で研鑽を積むのだ。誰からも愛される理由は野球の実力はもちろん、その人柄だと彼のルーツを知る人々は口を揃えて言う。日本ハム時代の成長を支えた東京と千葉の聖地を巡ってみよう。
■南大門
焼肉店「南大門」には2018年1月頃、水泳の瀬戸大也選手やその妻らと4人で来店。
「大谷選手たちが頼んだのは、上タン塩と塩ハラミ、カルビとロースの盛り合わせを3人前。大谷選手はご飯も頼んで、キムチとサラダもちょっとつまんでいました。肉は塩味のものだけです。“身体が大きい分、やっぱり食べるな〜!”という印象でした。大谷選手に気づいたお客さんの子供たちと、遊んであげていたのも覚えています」(店主・加藤知秀さん)
“アスリート行きつけの名店”として知られ、錦織圭選手、八村塁選手、張本智和選手、吉田沙保里さん、石川佳純さんなど数多くのアスリートが訪れているという。
「アスリート同士、クチコミで広げてくれているのかもしれません。ありがたいことに、ほぼ毎日誰かしらアスリートのかたがいらしています。ただ、特別扱いはしていませんので、一般のかたも楽しく食事をしてくださればうれしいです」(加藤さん)
大谷選手が頼んだ、国産牛を使った「塩ハラミ」(1350円)。お店のメニューは冷凍肉を使わず、すべて生肉を使用。脂の臭みがなく、肉の旨みが口いっぱいに広がる。
『炭火焼肉 南大門』
住所:東京都板橋区宮本町67-6
営業時間:17時半〜23時、土日祝17時〜
定休日:無休