スポーツ紙のフィギュアスケート担当者が事務所サイドから連絡を受けて、その事実を知ったのは発表の数十分ほど前だった。
「この度、私、羽生結弦は入籍する運びとなりました」──8月4日23時11分。プロスケーターの羽生結弦(28)が自身のSNSに直筆の署名で結婚を発表した。国民栄誉賞の電撃婚にSNS上では祝福の声やショックを隠し切れない落胆の声があふれていた。
「各メディアの番記者たちも彼が結婚することはまったく知りませんでした。むしろ自らを追い込むストイックな性格から、結婚とは距離を置いていると思っていた記者が大半でした。しかし、2023年の8月4日は一粒万倍日、天赦日、大安の3つの吉が重なる最強の開運日。
羽生さんは過去にパワースポットとして有名な京都の晴明神社にも参拝するなど、しきたりを重んじるところがあります。もしかすると、以前からこの日に籍を入れることを決めていたのかもしれません」(フィギュア関係者)
一方、電撃婚から4日──。ネット上で収まる気配がないのが、羽生の結婚相手リサーチだった。
「ネットでは結婚相手について、芸能界を引退した元国民的アイドルの女性や羽生さんと同じ年の元フィギュアスケーターの村上佳菜子さん、浅田真央さん、ロシア代表のエフゲニア・メドベージェワらの名前も取り沙汰されましたが、どれも推測の域を出ない情報ばかりでした」(同前)
そんな中、国民的人気を誇る羽生の結婚について、一報を報じた後、静観しているのがテレビ各局のワイドショーやスポーツ紙だった。
「羽生さんの結婚ともなれば、視聴率が確実に見込めます。しかし、ワイドショーは結婚相手に関してはダンマリ。羽生さん本人が結婚相手を明かしていないことや、相手関連の報道は羽生さんサイドとの関係に亀裂が入り、今後の取材が難しくなることを懸念しています。結果的に羽生さんとの友好な関係を継続していくために静観という判断に至ったようです」(ワイドショー関係者)
国民的スターの影響力は大きく、今ではスポーツ紙も“羽生頼り”の状況だという。