テレビのクイズ番組などで活躍中のQuizKnockから、伊沢拓司さんと鶴崎修功さんが登場! 普段の活動について、クイズの魅力についてたっぷりお話を効きました。
【QuizKnockとは…東大クイズ王・伊沢拓司が中心となってエンタメと知を融合させたWebメディア『QuizKnock』を運営する知識集団。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。現在、YouTubeチャンネル登録者数は205万人を突破】
──YouTubeやテレビ番組などさまざまな場所でご活躍されているQuizKnockの皆さん。2016 年に伊沢さんを中心にWebメディアを立ち上げたのが始まりなんですよね。
伊沢:そうですね。クイズプレーヤーって面白くて凄い人ばかりなんですが、当時はその凄さが世の中にうまく伝わっていないなと感じていて。クイズ文化自体を広めたいという気持ちはもちろん、もっとプレーヤーが評価されるようにという気持ちで始めました。
鶴崎:ぼくは『東大王』(TBS系)というクイズ番組の出演がきっかけで伊沢さんと知り合って、そこでQuizKnockに誘われました。
──そもそも、おふたりがクイズを始めたきっかけは
何だったんでしょう?
伊沢:中学のときにたまたまクイズ研究部に入ったことです。それまでは特にクイズに興味もなくて、本当に何となくで(笑い)。当時のクイズ研究部はそんなに強くもなくて部員も少なかったので、運がよければ先輩に勝てることも。それがすごく楽しくて、気づけば17年続けています。
鶴崎:ぼくは大学1年生のときに、クイズ研究会の新入生歓迎会に行ったのがきっかけです。クイズってもっとディープな世界なのかなと思っていたのですが、新入生向けの簡単なクイズを出してもらったらめちゃくちゃ楽しくて。そのまま所属しました。
──『女性セブン』読者に向けて、クイズの魅力を教えてください。
伊沢:たくさんあるのですが、自分の人生を振り返れることは大きな魅力だと思います。「そういえば昔、旅行に行った先でこういうものを見たな」とか「こういう経験をしたな」という、いままでの経験で得た知識を、クイズはランダムに引き出してくれるんです。
鶴崎:一般的に、クイズをやってない中学1年生と40代なら、40代のほうが人生経験がある分、有利。スポーツの世界だとよく「20代がピーク」といわれますが、クイズは年齢を重ねれば重ねるほど楽しめるものだと思います。
伊沢:30〜40代くらいの大人の女性で「最近、クイズを始めた」というかたも多いですよ。
鶴崎:クイズの大会にもいろいろあって、ノンジャンルで幅広い知識を競うものもあれば「芸能限定」や「漫画限定」のような1ジャンルに特化した大会も。自分の得意・好きな分野を突き詰めていくのも楽しいと思います。
伊沢:いきなり大会に挑戦せずとも、スマホのアプリやクイズ本を気軽に手にとってみるのもいいですし。地域によっては「クイズを解きながらお酒が飲めるバー」みたいなお店もあるので、自分に合ったやり方でクイズに触れてもらえたらうれしいです!
撮影/田中智久 取材・文/井上明日香
※女性セブン2023年8月17・24日号