芸能

山口智子 27年ぶり映画出演の決め手となった「夫・唐沢寿明の後押し」

四半世紀ぶりの銀幕出演が決まった山口智子(時事通信フォト)

四半世紀ぶりの銀幕出演が決まった山口智子(時事通信フォト)

 7月19日、映画『春に散る』の完成披露試写会に山口智子(58)が登場。27年ぶりの映画出演を決めた理由について「佐藤浩市さんLOVEですから」と語った。

 沢木耕太郎の同名小説を原作とするこの映画では、佐藤浩市(62)と横浜流星(26)がW主演を務める。山口は、佐藤演じる広岡仁がかつて所属したボクシングジムの会長という役どころだ。

「山口さんは出演作を選ぶ人で、よほど心動かされる作品でないとオファーを受けません。逆に言えば、それだけ山口さんにとって佐藤さんの存在が大きいということです」(映画関係者)

 山口は佐藤を“リーダー”と慕うほど俳優として尊敬している。冒頭の完成披露試写会では、「人生をどう“生きるか”というテーマについて、役として、そして本音として浩市さんと過ごして語ってみたかった」とも佐藤に面と向かって伝えた。

「佐藤さんは常に新鮮さと刺激を求めていて、ベテランだけど、そこに胡坐をかく人ではない。小栗旬さんや長谷川博己さんなど後輩役者にも、マメに語りかけて本気でぶつかる。なんとなく演じるのではなく、演じる役はどのような性格なのか、どんな表情をするのか、どんな行動をするのか、自分で考えろと。だから佐藤さんは世代関係なく、共演者やスタッフから慕われる」(映画関係者)

 そんな2人は2014年のドラマ『LEADERS リーダーズ』(TBS系)で共演しており、完成披露試写会では佐藤を「ともに戦ってきた同志」と評したが、出演の決め手はもう一つあったという。別の映画関係者が語る。

「夫の唐沢寿明さん(60)と佐藤さんが飲み仲間なんです。2人は演出家の三谷幸喜さんの作品によく出演する“三谷組”で親交がある。

 当初、山口さんは映画出演にブランクがあった上、佐藤さんの作品にかける意気込みを知っているので、生半可な気持ちでは共演できないと躊躇していた。そこを“やってみたら”と後押ししたのが唐沢さんだったそう。

 佐藤さんを誰よりも知る夫が背中を押してくれた。それが励みになり出演を決断したと聞いています。四半世紀ぶりの銀幕出演は、唐沢さんのアシストがなければ実現していなかったのかもしれません」

※週刊ポスト2023年8月18・25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン