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【歌うま女優】趣里、本人は「カラオケレベル」と謙遜するも周囲は絶賛 「母・伊藤蘭譲りの歌唱力」

歌唱力については以前から定評があった趣里(写真/共同通信社)

歌唱力については以前から定評があった趣里(写真/共同通信社)

 10月スタートのNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』。戦後の混迷期に『東京ブギウギ』『買物ブギー』などのヒット曲を生み出したスター歌手の笠置シヅ子がモデルで、演じるのは趣里(32)。水谷豊と元キャンディーズの伊藤蘭の娘として知られ、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの女優だ。

「オーディションでは歌唱力も重要視され、『東京ブギウギ』を歌う審査もあった。趣里さんはその歌唱力でも高い評価を得たといいます。すでに大阪で撮影が始まっていますが、周囲も“さすがランちゃんの娘”と感心しきり。当の趣里さんは“歌は好きだけど、カラオケレベルです”と謙遜しています」(NHK関係者)

 20歳で女優デビューしても役に恵まれず、長い下積み生活を送っていた趣里。芝居で歌う機会も多くはなかっただろう。本人の自己評価は高くはないようだが、歌唱力については以前から定評があった。

 2015年に主演した映画『東京の日』の劇中で、イルカの『なごり雪』を歌うシーンがあるが、舞台挨拶で共演者らから「(母親の)DNA?」と絶賛されている。同作の池田千尋監督もこう評価する。

「彼女が凄いのは、上手く歌おうとかそういうことではなくて、役の感情を出して歌うことができるところだと思うんですよね。『東京の日』は上京してきて、初めてスナックで働くという役だったんですが、緊張しながらもひたむきに歌う姿を表現していて。表現力の素晴らしさっていうんですかね。撮影は生歌で一発OKでした。朝ドラも楽しみにしています」

※週刊ポスト2023年8月18・25日号

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