今は俳優・フリーアナとして活躍する山村美智は、フジテレビ時代、伝説のバラエティ番組『オレたちひょうきん族』などを担当した貴重な経験の持ち主。そんな彼女がアナウンサーとしての役回りに思い悩んでいた時、心身ともに自由になれたのが「モダン会」の仲間だったという。思い出の写真を手に、山村が当時を振り返る。
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写真は『モダン会』というフジテレビ仲間です。後に夫となるプロデューサーの宅間秋史さんや1991年に『東京ラブストーリー』を社会現象にした演出家の永山耕三さん、ワイドショー制作部にいた寺尾のぞみさん、そしてフジテレビの副会長になった遠藤龍之介さんですね。1992年に大磯で撮ったのかな。忙しい日々のなかで時間を見つけては深刻なことなんて一切話さず、いつも笑いあっていた。
当時の私は、華やかに見えても、裏ではあちこちに気を使ってヘトヘトでした。局アナのくせに『ひょうきん族』で浮かれていると批判されて。そんな私にとって唯一、心が解放され、仕事からも解放されるのがこのモダン会でした。
※週刊ポスト2023年8月18・25日号