「ネタがない」と明言したマシンガンズのすごさ
──勢い的にはマシンガンズの方があるように見えましたよね。
文田:主役感、ありましたよね。
根建:結局、主役感ある方がいつも負けてるな。
文田:これ、どっちが勝つかで、来年以降の大会の方向性というか、カラーみたいなものが決まってくるんじゃないかと思っていたんですよ。片やギャロップのしっかり作り込んで、しっかり練習してきただろう完成されたネタ。片やマシンガンズのアドリブ満載で、お客さんに語りかけるような未完成の即興漫才。
──どちらが勝ったと思いましたか。
文田:点数的には大差がつきましたけど、僕はわからなかったです。
根建:点数が出るまでは、どっちだ? って。
──客審査では負けましたけど、プロはマシンガンズのすごさがわかるんでしょうね。
根建:あのネタは、マジですごかった。
文田:もうネタがないって言ってましけど、事前に台本を提出しなければいけないので、ある程度はあったと思うんです。でも、みんなに本当にネタがないんだって思わせちゃったところがすごいんですよ。