スポーツ

慶應高校が甲子園決勝へ、清原次男が歩んできた親子の「遠い距離」 父・和博の現場復帰の可能性は

甲子園出場を果たした勝児さん(時事通信フォト)

甲子園決勝に進んだ慶應の勝児さん(前列左から2番目、時事通信フォト)

 父親の強運は息子にも引き継がれたということか。参加3744校の頂点に立つチームを決める夏の甲子園の決勝戦に、2連覇を狙う仙台育英(宮城)と103年ぶり決勝進出の慶應(神奈川)が進出。両チームの中でも何かと注目を浴びる存在が、慶應で背番号15をつける清原勝児だ。春の選抜では背番号5番だった勝児の父親は、甲子園通算13本塁打の歴代最多記録を持ち、プロでも数々の記録を打ち立てた清原和博(56才)。偉大な父の背中を追う勝児だが、ここに至るまでにはさまざまな葛藤があった。

 父・和博と母・亜希(54才)が結婚したのは2000年のこと。和博は1997年に西武から憧れの巨人に移籍するも、成績が伸び悩んでいた時期だったが、結婚の翌年は成績が急上昇して新たに4年契約を勝ち取ることに成功した。2人の間には2002年に長男が、そして2005年に勝児が誕生。子供たちには「アパッチ」と呼ばれ、2人が野球を始めたことを嬉しそうに語る和博だったが、その先には“転落”が待っていた。

「結婚翌年はキャリアハイに近い成績を残し、スター軍団の巨人でも存在感を示しましたが、その後は故障と不調の繰り返しで、オフが来る度にトレード話が持ち上がる存在に。オーナーの渡邉恒雄氏にこき下ろされる屈辱も味わいましたが、それもまだ悲劇の序章に過ぎませんでした。

 2006年にオリックス移籍が決まると、妻は東京に残り、単身赴任生活に。和博は当時5歳の長男に『お前が家族を守れ』と“番長流”の子育て法を授けましたが、引退後の2009年に不倫が発覚すると夫婦仲は一気に冷え込み、さらにDV疑惑や薬物疑惑も取り沙汰された挙げ句、2014年に離婚しました。

 そして親権は妻に移り、独り身で暮らす和博でしたが、翌年にはついに覚せい剤取締法違反で逮捕され、息子たちとは接見禁止に。その後、和博が更生に努めたことで亜希の態度も軟化し、最近は4人で食事をする機会も増えているようです」(スポーツ担当記者)

関連記事

トピックス

事件が起きてから数日、犯人はまだ捕まっていない(時事通信フォト)
《女子中学生の父親が警察署長情報はデマ》北九州ファストフード店事件をめぐる一連の憶測投稿に当該警察署は「事実ではない」
NEWSポストセブン
前途多難の国民の力代表・韓東勲氏(中央、時事通信フォト)
韓国戒厳令の後始末に奔走した与党「国民の力」韓東勲氏の娘に「MIT不正入学」疑惑 剥いても剥いても疑惑が出てくる“タマネギ男”が追及する泥仕合
週刊ポスト
不倫旅行を終え、ホテルから出てきた2人
「ホテルというかあれですね…」二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏、銀座のバーのママとの不倫旅行スキャンダル 直撃取材に“現在の妻と離婚協議が最終段階”
NEWSポストセブン
1988年、『You're My Only Shinin' Star』で「第30回日本レコード大賞」金賞を受賞した中山美穂
【入浴中に不慮の事故】中山美穂さん、行きつけの焼肉店での”素の表情” 「いつも元気で素敵なまとめ役」だった 母と再婚した義父とも良好な関係
週刊ポスト
取材に応じた「釜ヶ崎地域合同労働組合」委員長の稲垣浩氏(筆者撮影)
大阪・西成“あいりん総合センター”建て替えで路上生活者が「強制退去」 抗議活動を行う武闘派労働組合委員長が告白
週刊ポスト
中国発の飲食チェーンである「楊国福マーラータン」のマーラータン(麻辣湯)
〈キモすぎガチで声出た〉虫混入騒動の人気麻辣湯専門店、店員は「虫は野菜に入ってた。洗っているし今はもう大丈夫」実際は乾麺に…運営会社は「調査が終わっていない」と回答
NEWSポストセブン
尹錫悦大統領の妻・金建希氏に様々な疑惑が浮上(時事通信フォト)
尹錫悦大統領夫人・金建希氏は「韓国のイメルダ」か 経歴詐称、高級バッグ授受、株価操作など疑惑のオンパレード 心酔する占い師からのお告げで結婚を決断
週刊ポスト
田村瑠奈容疑者の猟奇的な側面が明らかになってきている
頭部切断事件・田村瑠奈被告(30)は自分の頬に切り込みを入れ…“あちらの世界”の恋人・ジェフの存在と“禍神さまの修行”
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(HP/Instagram)
二階俊博・元自民党幹事長、“後継者”三男・伸康氏の不倫にコメント「知りません」 お相手女性の両親にはすでに“公認の仲”
NEWSポストセブン
北九州市の「マクドナルド322徳力店」で、中学生の男女2人が男に刃物のようなもので刺され、女子中学生が死亡した
《北九州市ファストフード2人死傷》女子中学生(15)は苦しそうにうずくまり…被害者の知人は慟哭「すごく真面目で可愛いくて、家族思いで…それだけはわかってほしい」
NEWSポストセブン
結婚後初めての誕生日を迎えた真美子夫人
大谷翔平、結婚後初の真美子さんのバースデーで「絶景」をプレゼントか 26億円で購入したハワイの別荘は青い海と白い砂浜を堪能できるロケーション
女性セブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン