8月8日未明に発生したハワイ・マウイ島の山火事。21日の時点で、行方不明者は1000人を超え、ラハイナ地域では2200棟が損壊した。美しい海と歴史的な建造物を有する「楽園」が、元の姿に戻るには途方もない時間がかかりそうだ。
●かつてハワイ王国時代の首都だったラハイナ
特に被害がひどかったマウイ島西部にある町・ラハイナ。19世紀にはハワイ王国の首都が置かれ、捕鯨船の拠点港として繁栄した。その歴史的な街並みはアメリカ合衆国国定歴史建造物地区に指定されており、観光地として栄えていた。
●1本の樹が100メートル四方に伸びるバニヤンツリー
何本もの木の集合のように見えるが実は根っこで全部つながっている、アメリカでいちばん高いバニヤンの巨木。人々の憩いの場で、クリスマスにはライトアップされる。
●セレブに愛されるフロントストリート
南北に1キロメートル伸びているストリートで、国立歴史保護地区に指定。ブリトニー・スピアーズが訪れたり、クリント・イーストウッド監督の映画『ヒア アフター』のロケ地にも選ばれた。
「ライハナ ショアズ ビーチ リゾート」というコスパがよく、観光客に人気のコンドミニアム。マウイ島西部のホテルは現在、予約を一時的に受け付けてない。
1859年にハワイ王国裁判所として建てられた歴史的建造物。ギフトショップやマウイ島の歴史的な資料、王国時代の貴重な調度品などが展示されている観光スポット。
※女性セブン2023年9月7日号